嬉野温泉への旅

少し前のこと。

佐賀の美肌の湯、嬉野温泉に妹と母と。

嬉野温泉は、ぬるりとした、少しぬるめの温泉で、
ゆーっくりと、湯船につかれるのが好き。

前回の帰国のときは冬に親友と行き、今回は夏に家族と。

嬉野は、お茶も有名で、お茶と温泉の組み合わせが
素敵すぎて、ゆったりとした心地になる。

私の泊まる旅館は、松園というところで、古い建物で
これといって「すごい！」ということが施設に有るわけではないのだけど、
リーズナブルな価格設定と、とても温かい社長さん、おかみさん、スタッフの方々のお陰でとても楽しい。

やさしいおかみさん。

（写真はじゃらんよりお借りしています）

一万円以内の宿泊プランでも、お部屋食（2食付）でしっかりおいしい季節のものが頂けるし、
こじんまりとしたアットホームな露天風呂で、早朝からじっくり体を温められる。

お部屋には茶香炉が焚いてあり、到着後おかみさんがおいしい嬉野茶を淹れてくれる。

嬉野は風情満点の小道、そしてねこちゃんが多い

周りの温泉街もこじんまりとしているけど、井手酒造の酒蔵もあり、おばあちゃんが漬けた奈良漬や、梅酒の味見までさせてもらえる。ここの清酒「虎の子」は、きりっとしていて、ほんのり甘く、おいしい。他にも、この温泉街には私の大好きな佐賀のお酒、東一の酒屋さんもある。そこのおばあちゃんも、すごく親切で素敵だった。

嬉野の近くには武雄がある。樹齢3000年の大楠が祀られる武雄神社や、今話題の市立図書館。その近くには豆菓子のおいしいお菓子屋さん。

大楠に続く竹林

佐賀は地味だけれど、
やさしい人と、きれいなものと、背伸びしないでよい「贅沢」に溢れている。

心も体もリラックスでき、また今度帰佐したときは、大切な人たちと来れたらいいなと思う。

でもやっぱり冬の温泉が一番好きだなー。