私がミッドワイフをえらぶ理由
*自分のためのメモも兼ねてミッドワイフケアをお産に選んだ体験談を書いておきます。駆け足で書いたのでとっても読みにくくてすみません。。
妊娠がわかった時、友達に「ファミリードクターか、産婦人科のお医者さんか、ミッドワイフか、チョイスがあるよ」と教えてもらった。
とにかくミッドワイフは競争率が高いから、すぐにウェイトリストに載せてもらうようにとアドバイスをもらったので、電話とメールでトロントにあるすべてのミッドワイフ団体に登録。
すぐに連絡が来て、はじめのアポイントメント。
よくわからなかったから、ファミリードクターにも電話して予約。なので、一番最初のコンサルテーションはファミリードクターとミッドワイフの両方を経験した。ファミリードクターに相談したら、「ミッドワイフはお産のプロ。産婦人科のお医者さんは出産時の医療的介入のプロ。」とくだいた答えが返ってきた。
先輩ママさんたちに話を聞いてみて、ミッドワイフに自分のチョイスは傾いた。その理由は
1 面談の時間が長い
2 女性のチョイス、知識を育むこと、理解を尊重する強いイデオロギーに基づいている
3 お産の場所が選べる(家かバースセンターか病院)
4 妊娠とお産、産後のケアを同じチームがしてくれる(大きかったのは産後病院に行かずに、家にミッドワイフが来てくれること。授乳の仕方のコーチング、モニタリングを密にしてくれること)
5 いつでもミッドワイフに直接電話ができ、必要があればすぐに駆けつけてくれる
という5点。日本とカナダの妊娠・出産情報が一緒に入ってくる中で、双方が一致しない場合などがあって、いったい何が正解なのだろうと疑問に思うことが多く、ゆっくりとしたアプローチをとってくれるミッドワイフのほうがいいかなあと思っていた。
最初のミッドワイフとのミーティング。「なんでもこちらから情報は与えます。質問にも答えます。貸し出せる本もたくさんあります。あなたの思うお産経験ができるよう、協力します。でも、チョイスはあなたのもの。情報を吟味して最終的にあなたと赤ちゃんにベストだと思う決断を下すのはあなたです」
という趣旨の説明があった。そのときは、なんて素晴らしいんだろうと思ったけど、これが後で考えるとちょっとトリッキー。すべてを通してかなり読んだし、勉強して決断を下したけど、私には医学的な知識があまりないので、いったい何を質問したほうがいいのかわからないときが何回かあった。
だけど、おおむね、すべての段階(検査やウルトラサウンドも含めて)で詳しい説明があり、副作用や赤ちゃんへの影響がクリアーだったのはとてもありがたかった。そして、私のミッドワイフの場合、マウントサイナイホスピタルと提携していて、医療的な介入が必要な場合はすぐに病院に行けるようになっていた。
一番ミッドワイフケアにして良かったなと思うのは、ミッドワイフとの距離が近いこと。疑問に思うことはなんでも聞けたし、フランクに会話をしてくれた。一般的な話ではなく、個人的な領域にぐんと踏み込んで、情報を与えてくれた。お産を医療的な経験のみにとらえず、人生を豊かにする経験として包括的にアプローチしてくれる大きさがありがたかった。
また、直接電話ができるので、臨月で少しお腹が痛いことが続いたりしたらちゃんと確認の電話が入れられた。
陣痛が始まったらすぐに電話をして、初産で不安だろうからと家まで来てくれたし、
お産する場所(バースセンター)まで車を出してくれ、マイケル、私の母、私を送ってくれた。
的確な指示でお産をガイドしてくれて、
産後はプラセンタをしっかり見せてくれ、どこにタローが入ってたのかとか機能を説明してくれた(希望しなければここはスキップ)。
そして、そこにあるキッチンで目玉焼きを焼いて朝ごはんを作ってくれた。
その日のうちに帰宅。家に戻った後も最初の三日は毎日チェックに来てくれ、そのあとも落ち着くまで数日おきの訪問があった。赤ちゃんのために必要な検査の採血や私のチェックも自宅で行ってくれたので、産後は二週間全く家の外に出なくて良かった。
産後6週間でミッドワイフケアは終わり。そのあとはファミリードクター、もしくは小児科にケアが移る。ケアが終わっても必要なときは電話してくれていいよ、とミッドワイフは言ってくれた。
とてもあたたかく、個人的で、行き届いたケアだった。二人目をカナダで産むことになって、何もコンプリケーションがなかったらまたミッドワイフケアにお世話になりたいなと思う。
ここからはちょっとマイナスだったこと。私はミッドワイフケアを選んだとき、ミッドワイフの研修生をチームに加えることを承諾した。練習の場になるなら、役に立ちたいと思ったから。だけど、私のお産をメインで仕切ったのが生徒だったので予期しないことが起こったとき、少し対応に時間がかかった。ベテランのミッドワイフがもちろん側についてくれていたので大事はなかったけど、怖い思いをしたので、次は生徒オッケイにはしないかな。。
その点だけ、私の考えが甘かったのかなと反省するところです。
研修生が無事に卒業するということだったので、キャリアについていろいろ質問していたら、ミッドワイフって今需要がすごく高いのだということがわかった。また、ミッドワイフ学校に行こうとしてる友達からも競争率がすごく高いと教えてもらった。病院との軋轢などがあり、ミッドワイフがお産を仕切れる場所があまり多くないことも。
お産の場所といえば、私がタローを生んだのはトロントバースセンター。病院と家の中間のような場所。大きなジャグジーのバスタブ、シャワー室、ベッドなどが用意されてるホテルのようなきれいな部屋。ファーストネーションの世界観に基づいてデザインが施されている。お産に立ち会える人の人数に制限がなく、文化的な多様性にも対応するので、お産の際にセレモニーをしたりするファーストネーションの人たちが使用できるようになってる。

私が希望した部屋は「シダー」という一番大きな部屋。お風呂にお湯を入れてもらったけど、結局使わずそこにあったバースボールと、バーススツールが大活躍しました。お産中はベッドを全く使いませんでした。お産の姿勢も自分の良いようにやれたのもよかったな。
ホームバースも考えましたが、プラセンタの処理を自分でしなくてはいけないこと、それから引越しを控えていたので準備が間に合わないことからやめました。お産を経験してみて、やっぱりホームバースはしないでよかったかなあというのが正直な感想。物理的というより、精神的なことが大きい気がする。。
以上、私のミッドワイフケア体験談でした!
*ミッドワイフケアはバースセンター使用も含めてOHIPでカバーされています。
妊娠がわかった時、友達に「ファミリードクターか、産婦人科のお医者さんか、ミッドワイフか、チョイスがあるよ」と教えてもらった。
とにかくミッドワイフは競争率が高いから、すぐにウェイトリストに載せてもらうようにとアドバイスをもらったので、電話とメールでトロントにあるすべてのミッドワイフ団体に登録。
すぐに連絡が来て、はじめのアポイントメント。
よくわからなかったから、ファミリードクターにも電話して予約。なので、一番最初のコンサルテーションはファミリードクターとミッドワイフの両方を経験した。ファミリードクターに相談したら、「ミッドワイフはお産のプロ。産婦人科のお医者さんは出産時の医療的介入のプロ。」とくだいた答えが返ってきた。
先輩ママさんたちに話を聞いてみて、ミッドワイフに自分のチョイスは傾いた。その理由は
1 面談の時間が長い
2 女性のチョイス、知識を育むこと、理解を尊重する強いイデオロギーに基づいている
3 お産の場所が選べる(家かバースセンターか病院)
4 妊娠とお産、産後のケアを同じチームがしてくれる(大きかったのは産後病院に行かずに、家にミッドワイフが来てくれること。授乳の仕方のコーチング、モニタリングを密にしてくれること)
5 いつでもミッドワイフに直接電話ができ、必要があればすぐに駆けつけてくれる
という5点。日本とカナダの妊娠・出産情報が一緒に入ってくる中で、双方が一致しない場合などがあって、いったい何が正解なのだろうと疑問に思うことが多く、ゆっくりとしたアプローチをとってくれるミッドワイフのほうがいいかなあと思っていた。
最初のミッドワイフとのミーティング。「なんでもこちらから情報は与えます。質問にも答えます。貸し出せる本もたくさんあります。あなたの思うお産経験ができるよう、協力します。でも、チョイスはあなたのもの。情報を吟味して最終的にあなたと赤ちゃんにベストだと思う決断を下すのはあなたです」
という趣旨の説明があった。そのときは、なんて素晴らしいんだろうと思ったけど、これが後で考えるとちょっとトリッキー。すべてを通してかなり読んだし、勉強して決断を下したけど、私には医学的な知識があまりないので、いったい何を質問したほうがいいのかわからないときが何回かあった。
だけど、おおむね、すべての段階(検査やウルトラサウンドも含めて)で詳しい説明があり、副作用や赤ちゃんへの影響がクリアーだったのはとてもありがたかった。そして、私のミッドワイフの場合、マウントサイナイホスピタルと提携していて、医療的な介入が必要な場合はすぐに病院に行けるようになっていた。
一番ミッドワイフケアにして良かったなと思うのは、ミッドワイフとの距離が近いこと。疑問に思うことはなんでも聞けたし、フランクに会話をしてくれた。一般的な話ではなく、個人的な領域にぐんと踏み込んで、情報を与えてくれた。お産を医療的な経験のみにとらえず、人生を豊かにする経験として包括的にアプローチしてくれる大きさがありがたかった。
また、直接電話ができるので、臨月で少しお腹が痛いことが続いたりしたらちゃんと確認の電話が入れられた。
陣痛が始まったらすぐに電話をして、初産で不安だろうからと家まで来てくれたし、
お産する場所(バースセンター)まで車を出してくれ、マイケル、私の母、私を送ってくれた。
的確な指示でお産をガイドしてくれて、
産後はプラセンタをしっかり見せてくれ、どこにタローが入ってたのかとか機能を説明してくれた(希望しなければここはスキップ)。
そして、そこにあるキッチンで目玉焼きを焼いて朝ごはんを作ってくれた。
その日のうちに帰宅。家に戻った後も最初の三日は毎日チェックに来てくれ、そのあとも落ち着くまで数日おきの訪問があった。赤ちゃんのために必要な検査の採血や私のチェックも自宅で行ってくれたので、産後は二週間全く家の外に出なくて良かった。
産後6週間でミッドワイフケアは終わり。そのあとはファミリードクター、もしくは小児科にケアが移る。ケアが終わっても必要なときは電話してくれていいよ、とミッドワイフは言ってくれた。
とてもあたたかく、個人的で、行き届いたケアだった。二人目をカナダで産むことになって、何もコンプリケーションがなかったらまたミッドワイフケアにお世話になりたいなと思う。
ここからはちょっとマイナスだったこと。私はミッドワイフケアを選んだとき、ミッドワイフの研修生をチームに加えることを承諾した。練習の場になるなら、役に立ちたいと思ったから。だけど、私のお産をメインで仕切ったのが生徒だったので予期しないことが起こったとき、少し対応に時間がかかった。ベテランのミッドワイフがもちろん側についてくれていたので大事はなかったけど、怖い思いをしたので、次は生徒オッケイにはしないかな。。
その点だけ、私の考えが甘かったのかなと反省するところです。
研修生が無事に卒業するということだったので、キャリアについていろいろ質問していたら、ミッドワイフって今需要がすごく高いのだということがわかった。また、ミッドワイフ学校に行こうとしてる友達からも競争率がすごく高いと教えてもらった。病院との軋轢などがあり、ミッドワイフがお産を仕切れる場所があまり多くないことも。
お産の場所といえば、私がタローを生んだのはトロントバースセンター。病院と家の中間のような場所。大きなジャグジーのバスタブ、シャワー室、ベッドなどが用意されてるホテルのようなきれいな部屋。ファーストネーションの世界観に基づいてデザインが施されている。お産に立ち会える人の人数に制限がなく、文化的な多様性にも対応するので、お産の際にセレモニーをしたりするファーストネーションの人たちが使用できるようになってる。

私が希望した部屋は「シダー」という一番大きな部屋。お風呂にお湯を入れてもらったけど、結局使わずそこにあったバースボールと、バーススツールが大活躍しました。お産中はベッドを全く使いませんでした。お産の姿勢も自分の良いようにやれたのもよかったな。
ホームバースも考えましたが、プラセンタの処理を自分でしなくてはいけないこと、それから引越しを控えていたので準備が間に合わないことからやめました。お産を経験してみて、やっぱりホームバースはしないでよかったかなあというのが正直な感想。物理的というより、精神的なことが大きい気がする。。
以上、私のミッドワイフケア体験談でした!
*ミッドワイフケアはバースセンター使用も含めてOHIPでカバーされています。
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