Moral Ground
本来仕事するべき時間ですが、
忘れないうちに本のレビュー。
イアンマッケアンの「アムステルダム」。
とても薄い一冊なのに、サブウェイ通勤中にちまちま読んで1週間半くらいかかった。
カズオイシグロのノーベル賞受賞がすごく嬉しかった昨日、タピのお昼寝中に残っていた最後の章を読み終えた。
今日からの隙間読書はカズオイシグロのずっと読まずに取っておいた作品。
これを読んじゃうと、後は短編集とインタビュー集しか残ってない。
一番インスピレーションをくれる作家。今までの作品も繰り返し読みたい。

***
(以下レビュー。ネタバレ含む)
始めから終わりまで、この物語はどこへ行くのだろうと読み続けられたけど、最後の終わり方も、途中の曲がり角も、私にはあまり合わなかった。
もともとこの本は、前に二回読み始め、どうしてかその時は1章目で読む気にならなかった。「モラル」という観点から、少し私は潔癖だったのかもしれない。
今回読み終えて、同じ「モラル」という視点から、この作品がサタイアであることはわかるけど、そしてよく書かれているのもわかるけど、読み物として楽しいのもわかるけど、好きかと聞かれると、やっぱり好きではなかった。
エンディングになんか、救いがないし、話の割と早い段階で「安楽死」のことが語られ、で、タイトルが「アムステルダム」だから、ああ、オランダに行ってこの人は死ぬというオチなのかな、と予想するのだけど、最後主人公二人がアムステルダムに行って、あ、そういうこと???
というなんとも言えない、なんかあまりにも「フィクション」なオチに、ちょっとがっかりしてしまったのかな。
いや、何が嫌って、なんか意地悪な人がすっごい多かったのよね、この本。
忘れないうちに本のレビュー。
イアンマッケアンの「アムステルダム」。
とても薄い一冊なのに、サブウェイ通勤中にちまちま読んで1週間半くらいかかった。
カズオイシグロのノーベル賞受賞がすごく嬉しかった昨日、タピのお昼寝中に残っていた最後の章を読み終えた。
今日からの隙間読書はカズオイシグロのずっと読まずに取っておいた作品。
これを読んじゃうと、後は短編集とインタビュー集しか残ってない。
一番インスピレーションをくれる作家。今までの作品も繰り返し読みたい。

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(以下レビュー。ネタバレ含む)
始めから終わりまで、この物語はどこへ行くのだろうと読み続けられたけど、最後の終わり方も、途中の曲がり角も、私にはあまり合わなかった。
もともとこの本は、前に二回読み始め、どうしてかその時は1章目で読む気にならなかった。「モラル」という観点から、少し私は潔癖だったのかもしれない。
今回読み終えて、同じ「モラル」という視点から、この作品がサタイアであることはわかるけど、そしてよく書かれているのもわかるけど、読み物として楽しいのもわかるけど、好きかと聞かれると、やっぱり好きではなかった。
エンディングになんか、救いがないし、話の割と早い段階で「安楽死」のことが語られ、で、タイトルが「アムステルダム」だから、ああ、オランダに行ってこの人は死ぬというオチなのかな、と予想するのだけど、最後主人公二人がアムステルダムに行って、あ、そういうこと???
というなんとも言えない、なんかあまりにも「フィクション」なオチに、ちょっとがっかりしてしまったのかな。
いや、何が嫌って、なんか意地悪な人がすっごい多かったのよね、この本。
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