涙が止まらない映画
ちょっぴり二日酔いだけど、
ボランティアシフトへ。
ホットドックスドキュメンタリー映画祭も佳境。ボランティア達も慣れてきて、コミュニケーションもスムーズに進む。
今回の私の役目はラッシュライン(チケットが売り切れてしまったけど、上演時間を過ぎても空席がある場合に入れる可能性にかけて待つ人の列)をガイドすること。だけど、今回はラッシュになった映画が同じ時間帯に三つもあったので、かなり会場自体が混乱していて、いっぱいクレームが出た。いっぱいクレームを聞いた。感情的になっている人が多いけど、感情的になってもどうしようもないので、ひたすら相槌打ちながら聞いた。疲れたけど、クレームを聞いた後に色々お話ししてくださるお客さんもたくさんいて、割と楽しくシフトが終われた。
映画を何としても見たい気持ちはよくわかるし、こちらのシステムも完璧じゃないから、受けたフィードバックを上にきちんと伝えて、次に活かせるといいな。
シフト終わり。観たかった映画、
Finding Macpherson
何気なく見たケベック映画だったけど、とってもよかった!!全然他の人泣いてなかったのに、もう始終号泣。
悲しい涙じゃなくて、映画全編通して滲み出る人に対するシンパシー、エンパシー。それがどんどん心臓にしみて、本当にぼろぼろ涙が出てきた。
ケベックのあるコミュニティで一人だけ黒人として育ったアーティスト、マーティン。彼女はハイチ移民の子供で、白人の家庭に幼い時に養子として迎え入れられた。黒人という理由でひどい差別を受けて育った彼女。そんなときある一つの曲に救われたという。その歌には「黒人」という言葉は一個も出てこないけど、ああこれは黒人のことを歌っているんだと直感的に信じていたという彼女。
それが彼女が初めて聞いたケベックの中で表現される「黒人」であり、自分とのつながりのある人が自分よりも前に確かにここにいたんだという事実が、彼女に勇気を与えた。
大人になってアニメーションアーティストになったとき、その曲のミュージックビデオをつくろうと考え、リサーチしていくにつれ、作曲者が実際の一人の黒人男性を思ってこの曲を作ったことを知る。それがマクファーソン。ケベックの歌に登場する一人の黒人男性の人生を彼女は追い始め、その過程で彼女の人生で探していたものを探そうとする。
というプロット。フィルムメーカーとサブジェクトが友達のような関係で、10年にわたりドキュメントされた。とてもあたたかく、きわどいところには踏み込まない。適度な距離で、カメラがこんなにも優しく一人の人を撮れるんだなあと、感動した。
そしてマーティンのアニメが本当に素晴らしい。このドキュメンタリーは彼女の作品がなければおそらく作れなかったと思う。
ボランティアシフトへ。
ホットドックスドキュメンタリー映画祭も佳境。ボランティア達も慣れてきて、コミュニケーションもスムーズに進む。
今回の私の役目はラッシュライン(チケットが売り切れてしまったけど、上演時間を過ぎても空席がある場合に入れる可能性にかけて待つ人の列)をガイドすること。だけど、今回はラッシュになった映画が同じ時間帯に三つもあったので、かなり会場自体が混乱していて、いっぱいクレームが出た。いっぱいクレームを聞いた。感情的になっている人が多いけど、感情的になってもどうしようもないので、ひたすら相槌打ちながら聞いた。疲れたけど、クレームを聞いた後に色々お話ししてくださるお客さんもたくさんいて、割と楽しくシフトが終われた。
映画を何としても見たい気持ちはよくわかるし、こちらのシステムも完璧じゃないから、受けたフィードバックを上にきちんと伝えて、次に活かせるといいな。
シフト終わり。観たかった映画、
Finding Macpherson
何気なく見たケベック映画だったけど、とってもよかった!!全然他の人泣いてなかったのに、もう始終号泣。
悲しい涙じゃなくて、映画全編通して滲み出る人に対するシンパシー、エンパシー。それがどんどん心臓にしみて、本当にぼろぼろ涙が出てきた。
ケベックのあるコミュニティで一人だけ黒人として育ったアーティスト、マーティン。彼女はハイチ移民の子供で、白人の家庭に幼い時に養子として迎え入れられた。黒人という理由でひどい差別を受けて育った彼女。そんなときある一つの曲に救われたという。その歌には「黒人」という言葉は一個も出てこないけど、ああこれは黒人のことを歌っているんだと直感的に信じていたという彼女。
それが彼女が初めて聞いたケベックの中で表現される「黒人」であり、自分とのつながりのある人が自分よりも前に確かにここにいたんだという事実が、彼女に勇気を与えた。
大人になってアニメーションアーティストになったとき、その曲のミュージックビデオをつくろうと考え、リサーチしていくにつれ、作曲者が実際の一人の黒人男性を思ってこの曲を作ったことを知る。それがマクファーソン。ケベックの歌に登場する一人の黒人男性の人生を彼女は追い始め、その過程で彼女の人生で探していたものを探そうとする。
というプロット。フィルムメーカーとサブジェクトが友達のような関係で、10年にわたりドキュメントされた。とてもあたたかく、きわどいところには踏み込まない。適度な距離で、カメラがこんなにも優しく一人の人を撮れるんだなあと、感動した。
そしてマーティンのアニメが本当に素晴らしい。このドキュメンタリーは彼女の作品がなければおそらく作れなかったと思う。
アニメのワンシーン。
指を使って彼女は一枚一枚描き上げる。
監督さんとマーティンさんが会場にいらしていたので、いっぱいお礼を伝えて帰ってきた。久しぶりにこんなに映画で泣いた。
夕飯を久しぶりゆっくりつくる。ほっこりするにおいが大好き。
ゆっくりマイケルと話しながらいただこう。

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