ヴィーガンドーナッツ

「このサインをみたってことはドーナツを食べろっていうお告げじゃない？」
とお店の前のチョークボードの誘い文句に誘われ、ふらーっと入ったベーカリー。

写真はブログTOより

大きくてかわいいドーナツがたくさん。シナモンロールやピザロールも。
手作りのジャムやピックルスも瓶詰めで売ってある。
冷凍されたシェパードパイなんかもおいしそう。

私は大好きなシュガードーナツ。
マイケルは逆ボストンクリームドーナツをチョイス。
（ボストンクリームは普通表面にチョコのコーティング、中はカスタード。ここは逆で外がホワイトチョコのコーティング、中がチョコクリーム）

友達にもお土産をピックアップ

弾力のあるもちっとした生地で、甘さ控えめでおいしい。
すごくボリュームがあるので一個でランチは十分。

とても店員さんも優しくて、また行こうとインターネットでお店を調べてみると、

超びっくり！

このお店、名前がまずThrough Being Cool (TBC)。（１２７７ブロアストリートウェスト）

そして、なんとヴィーガン１００％ベーカリーだったのだ。
ヴィーガンってことは、卵もバターもミルクも使ってないってことでしょう？
それであのクリームとか、どうやってつくったんだろう？生地もどうしたんだろう？

トロントでは気づかないうちにヴィーガンやグルテンフリーの食べ物を口にすることが多い。昔は少し偏見があって、「絶対おいしくないよなー」と思ってたんだけど、食べてみると、作り手が素材にすごく気をつけているからか、普通の食品よりもおいしいと感じることもしばしば。

私はヴィーガンでもグルテンアレルギーがあるわけでもないんだけど、
どんな指標や理由にしろ、自分の食べるものをしっかり考え確認するってとてもプラスなんじゃないかなって最近考える。ふるさとの佐賀とは野菜が届く経路や、産地、お肉になる動物たちがどんな環境でどんなホルモン剤などの影響下で育てられてるか、処理されてるか、魚は一体どこから来ていて、どんな方法で保存、運送されているのか、全然違う。農薬や遺伝子組み換えの問題も。

トロントに住んでもうすぐ５年。健康に注意した食生活は心がけてきたけど、今まではできる最低限のことを受け身でやってきたように思う。少しずつもうちょっとアグレッシブに、自分や家族の口に入るもののこと考えていきたい。