留学前:英語力とお金のはなし
最近、たくさんの人から「私も留学しています。アドバイスをお願いします。」といメッセージを頂くようになりました。自分の楽しみで続けているブログを、読んでいただけて、また、何か共有しようとして頂いて、とてもうれしいです。ありがとうございます。
留学生活での英語力の悩み、または、留学生活自体についての質問が多いので、これから数回は、ちょっと私の留学生活について、紹介してみたいと思います。
今日は、奨学金と、留学前の私の英語力、勉強方法について。
☆奨学金
まず、私が最初に留学したのは2008年。米国コロラド州でした。ロータリー国際親善奨学金という制度を利用させていただきました。母子家庭で貧しかったため、日本で通っていた大学の授業料をバイトで稼いだお金で支払っていました。だから、とてもじゃないけど、自費で留学という選択肢はありませんでした。
そんなとき、大学の教授が薦めて下さったのが、この制度です。その年その年で差はありますが、留学希望者に対し、150万円から250万円くらいの年間の支給があります。返還は不要ですが、その分、英語力審査をクリアし(当時はTOEFLiBT100点以上)、面接・書類審査を受けて、選抜合格後は研修は一年間国内で受け、留学。留学中も各クラブを回っての講演、慈善活動などを積極的に行うことが義務付けられます。
今ちょっとホームページを覗いてみたら、仕組みが変わっているようなので、興味のある方はウェブページをチェックしてみてください。☆ロータリー奨学金のページ
☆留学前の英語力
20歳のとき、この奨学金に申し込む段階で、
TOEICは970点、TOEFLiBT(120点満点)は110点を超えていました。(正確な点数を覚えてない)それまでの海外渡航経験は、2泊3日の韓国旅行を除いてありません。
このブログを読んでくださっている人の中には、その当時からの読者の方もいらっしゃり、そのときから応援していただいていますが、奨学金をとるって決めてから、ずっと英語は必死で勉強しました。
ずっと留学したいって思っていたけれど、まわりの友達は親のお金でひょいひょい簡単に(そうに見えた)飛んでいく。でも、自分はそれは無理。悔しくて、泣いてばかりいたけど、そのときに母が、
と声をかえてくれて、それから、「英語を学ぶ留学ではなく、英語で学ぶ留学をしよう。」と思い、英語の勉強と、自分の興味のある分野の勉強に並行して取り組みました。
☆留学前の英語の勉強方法と教材
1.English Journal の活用(リスニングのために)
私はアルクが出版しているEnglish Journalが大好きで、特に、ジョニー・デップとセヴァン・スズキ(David Suzukiの娘さん)のインタビューが載ってるときは必ず買って聞きました。
はじめ
-まずスクリプトを見ずに音声を聞く。
-聞き取れた内容を日本語で書く。
-聞き取れなかった内容で英語の単語がちらほらわかればメモする。
-まったく分からないけど、なんか音が頭に残る部分は、カタカナで聞こえたまま書く。
なか
-スクリプトを見ながらいっかい聞く。
-好きなところを選んでディクテーション(聞きながら書く)
-ディクテーションのこたえ合わせ
おわり
-スクリプトを見ながら、音声を止めずに一緒に話す
- 何度も繰り返す→あきたらやめる
or →言ってる内容が素晴らしすぎてあきなかったら、覚えてシャドーイング(見ずに音声を止めずに一緒に読む)
2. ボイスレコーダー(スピーキング)
リスニングは私はとても強くて、TOEICもTOEFLもいつも満点でした。リスニングでやっていたことは、本当に1番の方法のみです。スピーキングは結構コンプレックスだったので、克服のために、かならず1番の最後の段階、シャドーイングの後、自分の読む英語を録音し、聞くようにしました。
恥ずかしいけど、もし、自分で自分の英語を聞いて、聞きにくいようだったら、他の人が聞いても聞きにくいですよね。自分の英語を客観的に判断することって、とても大事だと思います。
そこで役に立ったのが、TOEFLiBTのスピーキングの問題集。
問題と、応える制限時間が書いてあり、それに沿って、自分でレコーダーを使って取り組みます。
あとは、アメリカ人の教授をつかまえて、いつも話すようにしていました。
3.添削(ライティング)
ライティングは大好きで、これもiBTでは満点でした。それは、英語の文構造を理解するって言うのも大きかったけど、教授をつかまえて、添削をお願いしたのが大きかったと思います。今思うと、教授も、こんなストーカーみたいにいつも待ってる生徒、どう思ってたんだろうと思います。苦笑
4.リーディング
は、好きだったけど、スピードがめっちゃ遅くて、語彙がまったく量的に足りていないのが分かったので、単語の勉強は毎日しました。1-3番までで分からなかった単語と、リーディングで分からない単語を、私はエクセルに整理していました。
その単語だけじゃなくて、単語、派生語、意味、例文、など。
5.努力と周りの人のサポート
バイトして無い時間は、ずっと大学の使われてない講義室。そこはエアコンも暖房も無かったので、夏も冬も誰も使わないんですね。
そこで勉強をしているのを、何人かの教授が知るようになり、「Kitsune's room」と呼ばれるようになりました。暇なときに教授が「どうしてるー?」って入ってきてくれて、アドバイスをくれたり、添削を引き受けてくれるということが度々ありました。
頑張ってたら、見ててくれる人は見ててくれるんだなあって、幸せな気持ちで勉強が出来たのを覚えています。
あのころは、本当に勉強にバイトに遊びに、何もかもに集中して、一直線。
そうして積み重ねて、20歳の春、奨学金試験・コロラドの大学、どちらにも合格し、研修を一年受けて、21歳の夏にコロラドに旅立ったのでした。
次回は、留学でやってよかったこと、後悔してること、などを書きたいなと思います。
留学生活での英語力の悩み、または、留学生活自体についての質問が多いので、これから数回は、ちょっと私の留学生活について、紹介してみたいと思います。
今日は、奨学金と、留学前の私の英語力、勉強方法について。
☆奨学金
まず、私が最初に留学したのは2008年。米国コロラド州でした。ロータリー国際親善奨学金という制度を利用させていただきました。母子家庭で貧しかったため、日本で通っていた大学の授業料をバイトで稼いだお金で支払っていました。だから、とてもじゃないけど、自費で留学という選択肢はありませんでした。
そんなとき、大学の教授が薦めて下さったのが、この制度です。その年その年で差はありますが、留学希望者に対し、150万円から250万円くらいの年間の支給があります。返還は不要ですが、その分、英語力審査をクリアし(当時はTOEFLiBT100点以上)、面接・書類審査を受けて、選抜合格後は研修は一年間国内で受け、留学。留学中も各クラブを回っての講演、慈善活動などを積極的に行うことが義務付けられます。
今ちょっとホームページを覗いてみたら、仕組みが変わっているようなので、興味のある方はウェブページをチェックしてみてください。☆ロータリー奨学金のページ
☆留学前の英語力
20歳のとき、この奨学金に申し込む段階で、
TOEICは970点、TOEFLiBT(120点満点)は110点を超えていました。(正確な点数を覚えてない)それまでの海外渡航経験は、2泊3日の韓国旅行を除いてありません。
このブログを読んでくださっている人の中には、その当時からの読者の方もいらっしゃり、そのときから応援していただいていますが、奨学金をとるって決めてから、ずっと英語は必死で勉強しました。
ずっと留学したいって思っていたけれど、まわりの友達は親のお金でひょいひょい簡単に(そうに見えた)飛んでいく。でも、自分はそれは無理。悔しくて、泣いてばかりいたけど、そのときに母が、
「チャンスは絶対来るから、チャンスが来たときに、きちんと掴めるように、できるうちに力を溜めておきなさい。チャンスが来たとき、力が無くて後悔する様なことはしなさんな。飛べるときに、うんと高く飛べるように、力を蓄えておきなさい。」
と声をかえてくれて、それから、「英語を学ぶ留学ではなく、英語で学ぶ留学をしよう。」と思い、英語の勉強と、自分の興味のある分野の勉強に並行して取り組みました。
☆留学前の英語の勉強方法と教材
1.English Journal の活用(リスニングのために)
私はアルクが出版しているEnglish Journalが大好きで、特に、ジョニー・デップとセヴァン・スズキ(David Suzukiの娘さん)のインタビューが載ってるときは必ず買って聞きました。
ここから購入できます
どんな風に「きく」かと言うと、はじめ
-まずスクリプトを見ずに音声を聞く。
-聞き取れた内容を日本語で書く。
-聞き取れなかった内容で英語の単語がちらほらわかればメモする。
-まったく分からないけど、なんか音が頭に残る部分は、カタカナで聞こえたまま書く。
なか
-スクリプトを見ながらいっかい聞く。
-好きなところを選んでディクテーション(聞きながら書く)
-ディクテーションのこたえ合わせ
おわり
-スクリプトを見ながら、音声を止めずに一緒に話す
- 何度も繰り返す→あきたらやめる
or →言ってる内容が素晴らしすぎてあきなかったら、覚えてシャドーイング(見ずに音声を止めずに一緒に読む)
2. ボイスレコーダー(スピーキング)
リスニングは私はとても強くて、TOEICもTOEFLもいつも満点でした。リスニングでやっていたことは、本当に1番の方法のみです。スピーキングは結構コンプレックスだったので、克服のために、かならず1番の最後の段階、シャドーイングの後、自分の読む英語を録音し、聞くようにしました。
恥ずかしいけど、もし、自分で自分の英語を聞いて、聞きにくいようだったら、他の人が聞いても聞きにくいですよね。自分の英語を客観的に判断することって、とても大事だと思います。
そこで役に立ったのが、TOEFLiBTのスピーキングの問題集。
私が使ってたのはこれ
ここから購入できます
問題と、応える制限時間が書いてあり、それに沿って、自分でレコーダーを使って取り組みます。
あとは、アメリカ人の教授をつかまえて、いつも話すようにしていました。
3.添削(ライティング)
ライティングは大好きで、これもiBTでは満点でした。それは、英語の文構造を理解するって言うのも大きかったけど、教授をつかまえて、添削をお願いしたのが大きかったと思います。今思うと、教授も、こんなストーカーみたいにいつも待ってる生徒、どう思ってたんだろうと思います。苦笑
4.リーディング
は、好きだったけど、スピードがめっちゃ遅くて、語彙がまったく量的に足りていないのが分かったので、単語の勉強は毎日しました。1-3番までで分からなかった単語と、リーディングで分からない単語を、私はエクセルに整理していました。
その単語だけじゃなくて、単語、派生語、意味、例文、など。
5.努力と周りの人のサポート
バイトして無い時間は、ずっと大学の使われてない講義室。そこはエアコンも暖房も無かったので、夏も冬も誰も使わないんですね。
そこで勉強をしているのを、何人かの教授が知るようになり、「Kitsune's room」と呼ばれるようになりました。暇なときに教授が「どうしてるー?」って入ってきてくれて、アドバイスをくれたり、添削を引き受けてくれるということが度々ありました。
頑張ってたら、見ててくれる人は見ててくれるんだなあって、幸せな気持ちで勉強が出来たのを覚えています。
あのころは、本当に勉強にバイトに遊びに、何もかもに集中して、一直線。
そうして積み重ねて、20歳の春、奨学金試験・コロラドの大学、どちらにも合格し、研修を一年受けて、21歳の夏にコロラドに旅立ったのでした。
次回は、留学でやってよかったこと、後悔してること、などを書きたいなと思います。
きつねさん再びこんにちは!またお邪魔しちゃいました。
返信削除こういったアドバイスは留学を考えている方、またしている最中の人にもきっと役に立つと思います。
留学前から一生懸命勉強されていたんですね。
頑張っていると、自然と関連することだったり、サポートしてくれる人が現れるのって嬉しいし、不思議ですよね。
最初は一人でも、だんだんまわりに人が集まってきたりして。
お母様の言葉の
「チャンスは絶対来るから、チャンスが来たときに、きちんと掴めるように、できるうちに力を溜めておきなさい。チャンスが来たとき、力が無くて後悔する様なことはしなさんな。飛べるときに、うんと高く飛べるように、力を蓄えておきなさい。」
これは本当に素晴らしい言葉だとおもいます!共感MAXですね
私も最近いろいろとくじけそうだったんですけれど、また頑張ろうって思いました。
なんか元気でました、ありがとうございます!(笑)
留学関連、なのかはわからないけれど、あたしは国際恋愛面のアドバイスがほしいなあ。。。なんて笑
きつねさんの今歩んでる道が、私が近々歩みそうな道なんですよね。
そんな記事が読みたいです!と、さりげなくリクエストしてみます(笑)
プライベートすぎるかな。。メッセ-ジのほうがいいかもしれないですね
みかさん、
削除コメントをありがとうございます!母の言葉、共感してもらってうれしいです。伝えておきますね。笑
恋愛系、、、そうですね、ちょっと書いてみます!あんまりアドバイスが出来るほど経験は無いんですが、どんな感じでここにいるのか、書いて見ますね。
また遊びに来てくださーい。
あ、この前のメッセージ届きましたか?もし届いてない感じだったら、また送るのでそのときは教えてください。