ドウェリング

久しぶりにタピが寝坊。
起きる前に家事をバタバタと済ませ、起きたら朝ごはん、身支度をさせて、
バスに乗る。

マイケルが働く場所へ。
ランチを一緒に食べる。寒いけど、芝生の上でピクニック。
トロントで外に出難い寒さに慣れたからか、冬で気温が低くても、お日様が出て地面が顔を出しているなら、外に出なくちゃお日様がもったいない、というメンタリティになってしまっている。

お弁当を広げると、またおこぼれにありつこうと、寄ってくる鳩たち。
タピはいつものようにケラケラ笑って、可愛いなーと思っていたら、
いきなり高速ハイハイで鳩に向かっていった。
あまりの勢いに、散歩していた人たちが皆苦笑い。
タピと外に出るの楽しい。
ビルに入っていくマイケルを名残惜しそうに見送るタピ。
帰りは歩いて一時間。

その間、寄りたいところがあったのだけど、火曜日ってお休みのところが多いのね。
残念。

今、教えている生徒さんはプロの写真家さんなのだけど、
心構えや哲学、人格の立派さに頭がさがる。
私が授業料はらいたいくらいだ。

スーパーで、大学の時にヴァージニアウールフを課題に出してくれた教授に再会。
卒業する前の数ヶ月、足繁く研究室に通ったなあ。

Don't dwell on your past too much

というのが最近の私が私に戒めること。

夜中起きたら眠れなくなる。実家にいると過去がずんずんのしかかる。
「恵まれている人たちはいいなあ」と思ったたくさんの日々と、
「エンヴィーは毒よ」と言い聞かせた自分。
「大人になった時、どんな自分でもそれを親のせいにしないように生きよう」
何度も自分に言い聞かせた。
そんな忘れてた瞬間瞬間が蘇ってくるのだ。

トロントにいた頃はスカーット忘れてたのに、不思議。

全くここまで書いたことに関係ないのだけど、今度トロント大学でケント・モンクマンの展示があるらしい。カナダのファーストネーションから見た「カナダ」が時にはヒューモラスに、時には辛辣に描かれる。いつもすごく刺激ももらうアーティスト。見に行きたかった！！！

興味のある人はこちらのリンクからチェック。http://www.kentmonkman.com/painting/