off limit

マイケルから勧められて、ジェームス・ジョイスのダブリナーを読んでいる。表現や背景知識が難しく感じることもあるけど、久しぶりに辞書を引きながら読むのもいい。勉強になっている。

最近仕事するときは、グレン・グウルドを聞く。捗る。

締め切りが伸びたので、また原稿に向かう。何度も編集すると、頭がぐるぐるして、なんだかよくわからなくなる。いろんな人に読んでもらったけど、まだまだ磨けるところがあるような、全部の言葉がちゃんとはまっていないような。頭から書き直しなくなるくらいの、強い不安に襲われる時もあるけど、書き直し始めると、やっぱり今あるものがベストのような気もするし、また明日見てみよう。

サリンジャーとアリスモンローの短編と、名前を忘れたけど、佐賀出身のプロレタリア文学を書いた人の短編も読んだ。大正時代の佐賀のことが書いてあって、面白く、もっと読みたい。1900−1925年くらいの年代にすごく興味が有る最近。エドガー・アランーポーの流れをくむ日本文学に特に興味津々。



イシグロのインタビュー集も買ったけど、ペラペラ読んでみて、じっくり読みたいかはわからない。

言葉は、限りを知らない。

読むほど、書くほど、イマジネーションと一緒に広がっていく。

タピが、「ブク、ブク」と言って本を持ってくる。

大好きなカフェのビスケットイーターで、仕事をしていたら、おじいさん(作家さんだと思う)が話をしに来た。たわいもない植物の話や、デジタルエイジの話をして、タピのことを話したら、

「ティーンネイジャーになって、難しいと感じたら、自分がティーンネージャーだったときのことを正確に思い出して。思い出や、懐かしみの色眼鏡じゃなく、正確に思い出すことが大事だよ。あ、マホンベイで会ったあの親父がそういえば言っていたな、正確に思い出してごらんって。」

不思議なおじいさんだったけど、話していて楽しかった。
また会えたらいいな。


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