old and new
とても疲れたけど、行ってよかった。
リタラリーエージェントやパブリッシャーとのイベント。
初めて自分の作品についてマイケル以外の人に話したし、それがその道のプロの人たちで、反応を直に感じてコメントをもらうことができた。二つの作品を持って行ったのだけど、最初の作品の方は読みたいと言ってくれる人が多く、連絡先をたくさんもらった。
もう一つの作品は、自分でもまだよく分からない段階だし、結構過激だから、読む人をかなり選ぶだろうというのはわかっていたので、まあいいや。
なんでも初めてのことばかりだったけど、マイケルにどうすればいいかなと相談したら、
「そこにいる全ての人とよく話をしたらいいよ。自分をよく見せようとか、売り込もうとか、そういう気持ちじゃなくて、ただその人と話をしようと素直に、ありのままのキツネでいけばいいんだよ。」
と背中を押してもらったので、本当にそこにいる全ての人、ブースに座ってる人だけじゃなくて、話を聞きに来てる人や、できればボランティアの人にも、話をしようと決め、ブランプトンまでバスで向かう。
会場は結構小さくて、でも人は多く、一つ一つ、出版社のブースを回るのは気の遠くなるプロセスに思えたけど、あまりあれこれ考えずに、誰もいないブースへ行き、挨拶。世間話から始まり、自然な流れで「それで、どんなものを書いているの?」と質問してくれた。最初は自分が持っていた売り込み書類を読んだけど、やっぱり紙読んでちゃ伝わらないと思い、二人目からはそれをバッグにしまい、もう頭の中の言葉に頼る。
そうやってただ目の前にある空いたブースを回っていたら、二時間かけて、全部回れた。「すごく面白そうね、名前と連絡先ちょうだい。」と言ってくれる人も3人。コンタクトは全員からもらった。詩人と作家の友達もできた。
会場を出ると、頭がぐるぐる回った。今も胃がちょっとキリッとする。初めて自分の作ったものを表に出して、それに対して反応を見ることも、それからこの先に続く、今はっきりと示されている作業の工程を知ったことも、すべてが膨大で、考えると不安になる。できるかなあ、できるかなあ。
書くことを生業にしたいと思っているわけではない。(そうなればそれが一番嬉しいけど)だけど、書きたくて仕方なくて、形にしたいと思って書いて。でも、それを生業にしている人たちって、よっぽど変人、というか、こんな大変なことを不安定な中で途切れずに、安定してやっていくって、すごいことだなあと、書くほどに、知るほどに、恐れと、尊敬の念が湧いてくる。
帰宅して、タピを寝せた後、もらった名刺やサブミッションフォームなどを整理し、フォローアップのメールを送る。「日本人のトランスレーターは私以外にここに来てないですよね?」と会った人みんなに聞いた。それはその事実を確認したいわけじゃなくて、メールを送った時に「あのイベントでお会いした日本のトランスレーターです」と言えば、うっすらでも私の顔が出てくるようにしたかったから。
朝、タピが保育園に行き、図書館開館時間から図書館で原稿を読む。胸がドキドキして、あまり頭に入ってこない。これから長い長い新しい道のりが始まる。漠然としていたものが、くっきりと形をなして待っている。そこには誰でもたどり着ける。
「でも、キツネは、そこに向かって歩いているよ。だからキツネのこと、僕はとても尊敬してる。」
誰でもたどり着ける。でも誰もの足が向かうわけじゃない。
私の足が、どうしてか向かうその先の扉が開いても開かなくても、あの扉までどうかたどり着けますように。
このイベントで幕を開けた一週間。また今週も人に会うことばかりでとても疲れた。一つ美術館との契約を結び、明日、オランダのドキュメンタリー制作会社との面接が入っている。こちらの仕事は、以前のボスが紹介してくれたのだけど、海外での撮影に数週間同行の可能性があるので、ちょっと無理かも。タピを置いていくのは不可能ではないけど、気持ち的に私には無理だと思う。。
美術館の仕事は、2年前に依頼してくれたところから。以前の訳がとても良くて、クライアントも大満足だったので是非と声をかけていただいた。前ボスが気にかけていろんなところに私の名前を出してくれるのも、こうやって以前にお仕事させていただいたところからまた依頼が来るのも、本当に嬉しいし、ありがたい。
公園でも新しく友達になったアンドレアとおそらく週1くらいで会うようになりそう。私はあまり「ママ友」という区切りが好きじゃなくて、友達はできるときにできると思っているので、自然に空気が合う人と会えてよかった。

週2でタピが保育園に行ってくれているので、その時間は図書館に行く。6時間ずつなのだけど、6時間って、長いようでとても短い。結局いつもしたいことの半分くらいしかできず、バタバタとお迎えに行く。
さっきマイケルが寝かしつけてた時に、今日行った牧場の動物の写真を見せてた時の会話
タピ:「マミー探してるね。ベイビーヤギはマミー探してる。寂しいね。」
マイケル:「そうだねえ。タピは保育園に行く時マミー探してる?」
タピ:「マミー探してる。」
マイケル:「そうかあ。どんな気持ち?」
タピ:「寂しい気持ち」
だって。
切ない。
慣れるには親子共にまだ時間がかかるけど、頑張っていこうね。
たくさんのことがダーーーーーっと入ってきて、なんだか頭がパンクしそうだし、
なんだか疲れてるけど、日々が試行錯誤って、結構楽しいよね。
よし、ちょっと本よも!
リタラリーエージェントやパブリッシャーとのイベント。
初めて自分の作品についてマイケル以外の人に話したし、それがその道のプロの人たちで、反応を直に感じてコメントをもらうことができた。二つの作品を持って行ったのだけど、最初の作品の方は読みたいと言ってくれる人が多く、連絡先をたくさんもらった。
もう一つの作品は、自分でもまだよく分からない段階だし、結構過激だから、読む人をかなり選ぶだろうというのはわかっていたので、まあいいや。
なんでも初めてのことばかりだったけど、マイケルにどうすればいいかなと相談したら、
「そこにいる全ての人とよく話をしたらいいよ。自分をよく見せようとか、売り込もうとか、そういう気持ちじゃなくて、ただその人と話をしようと素直に、ありのままのキツネでいけばいいんだよ。」
と背中を押してもらったので、本当にそこにいる全ての人、ブースに座ってる人だけじゃなくて、話を聞きに来てる人や、できればボランティアの人にも、話をしようと決め、ブランプトンまでバスで向かう。
会場は結構小さくて、でも人は多く、一つ一つ、出版社のブースを回るのは気の遠くなるプロセスに思えたけど、あまりあれこれ考えずに、誰もいないブースへ行き、挨拶。世間話から始まり、自然な流れで「それで、どんなものを書いているの?」と質問してくれた。最初は自分が持っていた売り込み書類を読んだけど、やっぱり紙読んでちゃ伝わらないと思い、二人目からはそれをバッグにしまい、もう頭の中の言葉に頼る。
そうやってただ目の前にある空いたブースを回っていたら、二時間かけて、全部回れた。「すごく面白そうね、名前と連絡先ちょうだい。」と言ってくれる人も3人。コンタクトは全員からもらった。詩人と作家の友達もできた。
会場を出ると、頭がぐるぐる回った。今も胃がちょっとキリッとする。初めて自分の作ったものを表に出して、それに対して反応を見ることも、それからこの先に続く、今はっきりと示されている作業の工程を知ったことも、すべてが膨大で、考えると不安になる。できるかなあ、できるかなあ。
書くことを生業にしたいと思っているわけではない。(そうなればそれが一番嬉しいけど)だけど、書きたくて仕方なくて、形にしたいと思って書いて。でも、それを生業にしている人たちって、よっぽど変人、というか、こんな大変なことを不安定な中で途切れずに、安定してやっていくって、すごいことだなあと、書くほどに、知るほどに、恐れと、尊敬の念が湧いてくる。
帰宅して、タピを寝せた後、もらった名刺やサブミッションフォームなどを整理し、フォローアップのメールを送る。「日本人のトランスレーターは私以外にここに来てないですよね?」と会った人みんなに聞いた。それはその事実を確認したいわけじゃなくて、メールを送った時に「あのイベントでお会いした日本のトランスレーターです」と言えば、うっすらでも私の顔が出てくるようにしたかったから。
朝、タピが保育園に行き、図書館開館時間から図書館で原稿を読む。胸がドキドキして、あまり頭に入ってこない。これから長い長い新しい道のりが始まる。漠然としていたものが、くっきりと形をなして待っている。そこには誰でもたどり着ける。
「でも、キツネは、そこに向かって歩いているよ。だからキツネのこと、僕はとても尊敬してる。」
誰でもたどり着ける。でも誰もの足が向かうわけじゃない。
私の足が、どうしてか向かうその先の扉が開いても開かなくても、あの扉までどうかたどり着けますように。
このイベントで幕を開けた一週間。また今週も人に会うことばかりでとても疲れた。一つ美術館との契約を結び、明日、オランダのドキュメンタリー制作会社との面接が入っている。こちらの仕事は、以前のボスが紹介してくれたのだけど、海外での撮影に数週間同行の可能性があるので、ちょっと無理かも。タピを置いていくのは不可能ではないけど、気持ち的に私には無理だと思う。。
美術館の仕事は、2年前に依頼してくれたところから。以前の訳がとても良くて、クライアントも大満足だったので是非と声をかけていただいた。前ボスが気にかけていろんなところに私の名前を出してくれるのも、こうやって以前にお仕事させていただいたところからまた依頼が来るのも、本当に嬉しいし、ありがたい。
公園でも新しく友達になったアンドレアとおそらく週1くらいで会うようになりそう。私はあまり「ママ友」という区切りが好きじゃなくて、友達はできるときにできると思っているので、自然に空気が合う人と会えてよかった。

週2でタピが保育園に行ってくれているので、その時間は図書館に行く。6時間ずつなのだけど、6時間って、長いようでとても短い。結局いつもしたいことの半分くらいしかできず、バタバタとお迎えに行く。
さっきマイケルが寝かしつけてた時に、今日行った牧場の動物の写真を見せてた時の会話
タピ:「マミー探してるね。ベイビーヤギはマミー探してる。寂しいね。」
マイケル:「そうだねえ。タピは保育園に行く時マミー探してる?」
タピ:「マミー探してる。」
マイケル:「そうかあ。どんな気持ち?」
タピ:「寂しい気持ち」
だって。
切ない。
慣れるには親子共にまだ時間がかかるけど、頑張っていこうね。
たくさんのことがダーーーーーっと入ってきて、なんだか頭がパンクしそうだし、
なんだか疲れてるけど、日々が試行錯誤って、結構楽しいよね。
よし、ちょっと本よも!
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