wait for myself

仕事に追われた一週間。
アメリカとオランダとトロントで、時差があるので、それも作業を難しくして。
だけど3年ぶりくらいに繋がれた人もいて、やっぱりドキュメンタリーの世界って面白いなあと思う。今回は初めて題材があまり重くなく、今までのヘビーなリサーチに比べて、楽しんでいる。それでも最初のコネクションを作る時は緊張するから、この一週間が終わってちょっとホッとしてる。

保育園に週2日タピが行き、私ももっと積極的に仕事を受けるようになり、その前のように気ままに時間がたっぷりある中でゆったりと時間を過ごす感じでなくなったのが、少し気になっている。慣れるまで時間がかかると思う。仕事をする分、仕事をしていない時は100%タピに注ごうと思うのだけど、どうしてもいろんなことを考えてしまう。

スピーチセラピーのアシスタントセッションも週2回行っているから、往復電車で2時間。電車に乗っている間、たくさんおしゃべりして、たくさん観察しているタピ。セッションの途中はお利口にほぼずっと一人遊びをしてくれている。日々、成長を感じる。

最近、タピは、
「マミー、ハッピー?アイ、ハッピー!」と、アイという一人称を使い始めた。
日本語では、「私はタピです」とか、「僕は元気です」とか、言う。
ゴミ収集車や、消防車など好きな車を見つけると、
「マミー、見た?ゴミ収集車だよ。見た?僕、見た!ラッキー!マミー、ラッキー!」という。

ハッピーとラッキーが口癖。

土曜日は、午前中マイケルが仕事して、午後は久しぶりにまとまって私は書くことができた。書いてみてやっぱり私にとっては、ぐるぐるしてるアイディアや実験したいことをこうやって形にすることが精神安定なんだと実感できた。笑

そして最近、というかおそらく今までの積み重ねで気づいたことがある。

それは私が焦り屋だということ。一つ、一つのことにゆっくり、丁寧に、というのが苦手。常に先を見てしまって、先のために今、できることとか、効率を重視して物事を見ちゃう。

だけど、書くことにおいて、その癖はすごくマイナス。丁寧な描写を妨げる。だから最近、心がけてゆっくり動作をするようにしてる。いつも走るところを歩く。通り過ぎるところで立ち止まる。あえての回り道をしてみたり、分厚い本をできるだけゆっくりと読んだり。

難しいことも多いけど、動作を少し変えることで、ちょっと心の持ち方が変わったような気もする。ゆったりしてて、いいのよね。急がなくても、いいのよね。いそがば、回れ。
そしたら、行間にゆとりが生まれるというか、本当に書きたいこと、探検したいことを、浮かび上がるまで待ってあげられる。

そうだな、自分を待ってあげる。
という表現がしっくりくるかも。

全然考えたことなかったのね。急ぐこと、マルチタスクすること、早くできること、に価値を置いていて。

だけど、待つこと、聞くこと、
そのアテンションを自分に向けることって、
すごく大事なんだなあって、

不思議な実感をしている最近です。

タピの話を聞いて、歩くのを待つみたいに、自分にも接することできたら、いいのにな。


この本、すごいわけわかんないけど、ケンジントンマーケットエリアが好きな人は記念に持っておくのもいいかも。ばっちりトロントエッセンスに溢れたサスペンスです。

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