差唔多
いろんなところに行く春休み。春休みがとても長い。長いけれど、久しぶりにゆっくりと子供たちと時間を過ごして、今まで気になっていたことや、これからどうしていけばいかとか、分かってきたような感じがする。
とにかく子供たちがかわいくてたまらない。
正直に言えば、エドモントンと香港での最初の数カ月間の生活では、子供たちとの時間が「仕事」化していて、すごく辛かった。なぜかというと、おそらくマイケルが病気だったために、それまで分担していた家事育児負担がすべてわたしに来て、ほんとうに余裕がなかったからだと思う。
やっと今、マイケルもわたしも香港に慣れて、「元気なマイケル」に慣れて、高度範囲も広がり、「悲観的マインドセット」というディフォルト設定から抜け出せたのだなと思う。ほんとにマイケルの闘病中と、手術が受けれるのか分からなかったときと、術後の在宅看病中は、どうやって自分でも乗り切ったのかよく分からないくらい疲労していたし、香港に来てからもほぼヘルパーさんなしでよくがんばってきたなと思う。その疲れが昨年末くらいからどっと出て、広東語を勉強し山に登ることで何とか自分を整えて、やっとここまで戻ってきた。うれしい。
先週末は長州島へ行った。セントラルフェリー乗り場からフェリーで約1時間。自転車に乗ったり、海賊が宝を隠した洞窟に入ったり、楽しかった。ただ、人が多すぎたので、結局は観光地を避けて村の中の涼茶店めぐりやビーチでのシーグラス集めなんかを楽しんだ。6時間くらいいたよ。涼茶を子供たちが飲むのははじめてで、五花茶をのませたのだけど、とてもおいしいと飛び跳ねていた。
それから先週に引き続き、またフラワーマーケットに行った。切り花が安いので、毎週通いたい。ここでイエルバブエナも買ったよ。小説を訳していたときから、ずっと家に置きたかったのでうれしい。ここは家から電車で一時間くらい。外出するととにかく広東語の表現で分からないことがたくさんなので、メモして先生に聞く。今も相変わらず「なぜ広東語勉強するのか」尋ねられる。「数年のうちにみんな、普通語をしゃべるようになるでしょ」。
これいつも言われるけど、どういう意味なのかちゃんと考えているのだろうか。今、みんながある言語をしゃべっている場所が、他の言語にとってかわられるって、どういうことか考えてるのだろうか。それに言語って、そんなに簡単なものじゃないよ。
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