有時

 春休みが終わり、ヘルパーさんも帰ってきて、長い長い、日中仕事ができない期間が終わりました。反動なのか、今日20ページくらい訳した。今訳しているところは感情の動きがすごくて、訳しながら泣いてしまう。シェアオフィスで作業しているので、人目は一応気になるのだけど、涙が出るから仕方ない。連日ぼろぼろ泣きながらバチバチタイピングしているわたしは、いったい何をしている人だと思われているのだろうか……

気温が高くなってきて走れるか不安だったけれど、湿度90パーセントこえる海沿いの道をちゃんと朝走っているよ。週4。そのほかの日は地味に筋トレなどしています。座っている時間が長い仕事なので、給水、休憩、運動は意識してやっていかないと、すぐに体を壊してしまう。

春休みの最後は、広東語の先生に勧められた金魚マーケットに行ってきた。やっぱり狭い場所に生き物がいっぱい集められているのを見ると、心が曇るのだけど、そこにずっと食べて見たかった臭豆腐の屋台が……! ずっと見てみたかった香港アイスクリームトラックが……! 結局また食べ歩きのようになりました。

「ココが臭いのは魚のせいでも鳥のフンのせいでもブタの内臓のせいでもなくて臭豆腐のせいだからな!」という看板が臭豆腐屋さんのとなりの魚屋さんにかかっていたよ。

匂いはほんとにあの、臭いです。だけどふつうに豆腐の味でおいしかった!
 




そして何となく入ったレコードショップが大当たりで、レコードを聴きながら生ビールが飲め、子供にやさしいというパラダイス。珍しくCDもたくさん売ってあって、子供たちに人生さいしょのCDをプレゼントすることに。8歳児が選んだのはデイビッド・ボウイの『David Bowie』、5歳児はテイラー・スウィフトの『1989』を選びました。5歳児がBorisの『Pink』と悩んでいるのを見て、店員さんが「すごいセンシティブな耳の持ち主なんだね」と言っていた。マイケルが「子どものための歌」があまり好きではなくて、生まれたときからずっとイギーポップやら二ナシモンやらで寝かしつけられてきた子供たちは、わたしよりも音楽に詳しいかもしれない。家に帰って、わたしのCDプレイヤーで交互にアルバムをかけあっている姿が超絶かわいかった。ダンスパーティーに参加したい気持ちをぐっとこらえ、ドア口からこっそり見てたよ(←やめろ)。

春休みは大変だったけど、すごく有意義で、自分の育児自体もかなり見直すことができ、子供たちと同じ屋根の下で暮らせる限られた日々をちゃんと向き合って生きていこうって、思いました。子供たちと向き合うのはもちろんのこと、マイケルとも、そして自分とも。

 

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