紙辞書か他の辞書か
日本で英語を教えていたときから、
絶対に紙の辞書を用意してください。
と生徒さんにいつもお願いしていました。
今でもスカイプで日本の生徒さんに英語を教えていますが、
わからない単語がでてくると、ささっと紙辞書を引いてくれます。
時間かかるので、面倒くさいとぶーつきますが、カラーラインを引くとうれしいようで、一個の単語を見つけるたびに、
「先生、ありました!ありました!!」と笑顔で報告してくれます。
今でもスカイプで日本の生徒さんに英語を教えていますが、
わからない単語がでてくると、ささっと紙辞書を引いてくれます。
時間かかるので、面倒くさいとぶーつきますが、カラーラインを引くとうれしいようで、一個の単語を見つけるたびに、
「先生、ありました!ありました!!」と笑顔で報告してくれます。
「紙辞書と電子辞書、オンラインの辞書どれがいいのか」という質問をよく受けます。
私が一番英語の基礎を積み上げていた頃は電子辞書が主流になっていた時期でした。
高校の時から電子辞書を使う友達がほとんどでした。
が、私は大学まで英和辞書、和英辞書、英英辞書を全て紙で毎日持ち運んでいました。
その重みのため、ハンドバックの取っ手が何個ちぎれたかわかりません。
大学3年生、留学が決まった時に初めて電子辞書を買いました。
今でもその電子辞書は持ち運んでいます。
紙がいいのか、他がいいのか、は用途によって違うと思います。なので、一つに絞らず、うまく組み合わせて使えるのがベストだと思います。
1 紙がいい場合
机に座って英語の勉強をする場合。
リーディングやリスニングをしながら意味を調べる時、紙辞書をおすすめします。
なぜかというと、他の単語が目に付きやすいから。
ぱらぱらとページをめくりながら、「あ、この単語面白いな」「派生語はこういうのがあるんだ」と前後の単語が自然に目に入ってきます。
また、紙をめくるのがぱっとできたら快感だし、ちょっと時間がかかったらその単語を引くのに苦労した記憶が残るので、単語の頭に残る強さが大きいように感じます。
また、情報が小さなスペースに全てあり、ボタンを押したり次のページに行かなくてもぱっと見えるのも利点です。例文の確認などやりやすいです。
そして、電池切れやインターネット接続の有無など全く関係なく使えます。
また、引いた単語にアンダーラインをつけていけば、自分の学習状況、何回同じ単語を引いているのかなどがひと目でわかります。
2 電子辞書がいい場合
膨大な資料を読むため、もしくは移動中などに読むために紙辞書を使う時間的、場所的余裕がない場合におすすめします。いろんな辞書が付いているので、英語の意味を調べ、その日本語の意味を調べることもできるし、百科事典などで背景などの知識を補うのにももってこいです。
インターネットの辞書と違い、インターネット接続を心配せずに使用することができます。カナダで電子辞書使ってると、いろんな人に「それは小さいパソコン?」ときかれます。あまり電子辞書を使っている人、カナダでは見ないと思うのは私だけでしょうか。
3 インターネット辞書がいい場合
私が携帯をガラケーからスマートフォンに変えた理由の一つが、通訳をする際にインターネットがないと困るからでした。メールのやりとりもですが、訳すものの背景や使われ方を思いついた時にすっと調べられるインターネットの辞書はすごくありがたいです。特に、団体名や法律、医学用語など普通の辞書では載っていないことが多い分野ではインターネット上の辞書を重宝します。
また、語源辞書やフレーズ辞書など言葉の意味だけでなくて、その言葉のニュアンスや実用的な使われ方が調べられるのも良いところです。多くの辞書にいっぺんにアクセスできるので、違う辞書の意味を比較しながら、一番信憑性が高い、しっくりくる意味を見つけるのにも役に立ちます。
私がインターネットでよくするのは、英語の単語をイメージ検索してみること。言葉で説明されてもピンとこない場合、画像でどんなものなのか見れるのはとても助かります。
また、電子辞書の利点と同じように時間、場所的な余裕がないときに頼りになります。
ただ、電子辞書、インターネット辞書はそこの情報があり、「保存」機能がついていたりして、紙にかく作業が省かれる気がします。
単語を覚える時、
目で見て、
自分で発音して、
耳で聞いて、
そして書く、
という4つの動作で頭だけじゃなく体に覚えてもらう、印象付ける、作業が私は大事だと思っているので、電子辞書、インターネットで単語を調べる際に
「自分のものにした」気になってしまうことが怖いです。
なので、この二つの方法で単語を調べる時も自分の手帳に単語とその意味を出来る範囲でメモするようにしています。
自分が使えるようになりたい単語なのか、それとも読むために意味が知りたい単語なのか、目的に応じて辞書や、ボキャブラリービルディングへの取り組みを変えてみるのも良いかもしれませんね。
質問、ありがとうございました。
少しでも役に立てれば嬉しいです。また何かあれば、コメントやメッセージなどお待ちしています。
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