打乒乓球

霧に包まれた、 湿度90パーセントを越える朝。走るとランニング用の通気性抜群のシャツでも、肌にべとつく。今朝は時間がなくて、4キロしか走れなかった。帰宅するとマイケルが弁当を作り終わっていて、わたしはシャワーを浴びて広東語のクラスに行く準備をする。週でこの日だけは、広東語に集中できるようにとマイケルが子供たちを学校に送っていく。

地下鉄で読書しようと思っていたけれど、今朝はとても混んでいて不可能だった。しかもノースポイントで乗り換えようとしたら、長蛇の列。地下鉄が動いていないらしい。きょろきょろ辺りを見回す人、長い列をスマホで撮影している人、色々いたけれど、その時点で授業開始まで20分だったので、わたしは迷わず駅の外に出て、タクシーをつかまえる。香港のタクシーは、日本に比べて価格が安くて乗りやすい。

こんな根っこの木があるよ

タクシーの運転士さんに「香港人?日本人?」と聞かれ、日本人で広東語の学校に行くのだと答えると、広東語のミニレッスンが始まる。「レイ・ホウ・レン(好靚)」(あなたはきれいですね)から始まり、「娘と息子を並べて言うと、『良い』という意味」だとか「太陽と月を並べると『明日』という意味」だとか教えてくれる。「授業開始に間に合うって保証するよ!」と言ってくれた通り、授業開始2分前に到着。

最近の授業でかなりおしゃべりが多かったけれど、今日はノート4ページ分、文法に取り組んだ。たくさん覚えることがある。だけど、おしゃべり中心の授業の方が、頭が疲れるし単語が印象に残るんだよね。たぶん、リスニングですごく疲れるんだと思う。広東語はトーンが6つあって、音の抑揚で意味が全然違うし、それ以前にわたしはまだまだ音に慣れていないので、体全身で聞き取ろうとするような感じがする。

仕事などしたあと、子供たちのお迎え。夕飯の買い物に行った後、そのまま卓球台を借りにいき、卓球をした。子供たちははじめての卓球だったけれど、とても楽しそう。わたしはいつぶりだろう?多分大学生のときに行った温泉旅行ぶり??今夜はマイケルが遅く、ワンオペなので、夕飯は簡単に作って、掃除洗濯をすませて、三人でアニメ『犬夜叉』を見た。最近、毎日三話ずつ子供たちと見ている。ネトフリの配信が3月24日で終わってしまうのだよ。

寝かしつけのあと、広東語の復習をして、暗記カードに内容をまとめる。これを次の授業まで、すき間時間にちらちら見直すのがわたしの主な勉強法。それから、日常生活で浮かんだ疑問などはスマホのメモにその都度記録し、今度の授業で質問する。

できるなら今日訳出した分の見直しをして、本を読んで寝たいけれど、すでにかなり眠い……卓球が余計だったのか……?

ちなみにわたしは広東語の卓球を表す単語「乒乓(bing bam)」の文字がなんだか好きだよ。打ち合ってる感じするよね。

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