マラソン

広東語の先生に10キロマラソンを走らないかと聞かれた。うーん、悩むなあ。

 

去年の今頃から走り始めた。週に3,4回走っている。平日は4キロくらいで休日は10キロくらいかな。それでもう1年になる。

彼はすごく体をつくりこんでるし、10キロなんて楽勝だと思うけど、マイペースでのろのろ走っているわたしにはちょっと荷が重い気がする。

が、「人生は一度きり。香港の道路を走れるなんて楽しいじゃん」と言われると、そんな気もしてくる。来年の1月かあ。どうしよっかなあ。


1年続けて走っていると、顔見知りができる。いつも同じ時間にすれ違う人のなかにも、顔を覚えてあいさつする人としない人がいる。週末だけ登場する海パンおじさんは、海からぬっとあらわれて、わたしを見つけると、満面の笑顔で片手をさっと挙げて、広東語でひとこと声をかけてくれる。だいたいが

 

「ぱーぼう、がーよう!」(走るのがんばれよ!)

「まーんまーんでぃ!」(もっとゆっくりいけよ!)

 

なんだけど、おじさんがいないときはなんだか寂しい。

 

太陽召喚体操(と私が勝手に呼んでるんだけど)をしているおばさんも、目であいさつしてくれる。

 

釣り人がいれば立ち止まって、餌やら仕掛けやらをチェックする。

 

そんな風にしか走っていないから、急にマラソン大会と言われてもなあ。自信がまったくない。締め切りまでもうちょっとあるから、悩む。

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