霧の夜 ライバルの沈没
霧の立ち込めるルーネンバーグ。
お昼はちょこっとドライブ。ラハブ川沿いを走る。
ベーカリーに寄ったり、グレッグ・トレイシーさんという大好きなラハブのアーティストの作品を見に行ったり。
ああ、好きだなー、このエリア。
夕方おうちに帰って、マイケルとカレー作り。市販のルーは一切使わないのがマイケルのこだわりなので、私は下準備とチョッピングだけお手伝い。
スパイスのあれこれはマイケルに任せるよー
いろんなカレー、一緒に作るの大好き。
ちょっと早めのファミリーディナーのあと、
ルーネンバーグの新しい本屋さん、ルーネンバーグバウンドに遊びに行ったよ。
店長さんのお姉さんが昔、私たちのお気に入りだったカフェ、マホンベイにあるビスケットイーターのオーナーで、仲が良かったので、弟のマイケルさんが本屋を開いた時、とってもうれしかった。
とても素敵な本屋さん。
なぜ夜行ったのかというと、地元の作家さんを囲む会があったから。
リーディングイベント、大好き。
書いてくれた人が、実際に自分が読みたいところを読み聞かせてくれる。
テレビや映画とはまた違う部分の脳が刺激されて、言葉だけで心が震えるというのかな。その場所を他の人と共有する感じが好き。
今回の本は、1927年何隻もの帆船を沈めたグレートゲール・オブ・オーガストと言われる嵐と、それによってセーブル島の近くに沈んだアメリカの帆船コロンビアのはなし。コロンビアはカナダの帆船ルーネンバーグのライバルで、レースの時にはいつも一悶着あったのだそう。
当時漁のために出航したコロンビアは、ノバスコシア出身のクルーを多く乗せ、そのままセーブル島の沖に沈没。ルーネンバーグに帰ってくることはなかった。セーブル島は「大西洋の墓場」と呼ばれるくらい多くの船が難破した難所。今は政府の許可がないと入れない。(難所だからではなく、野生化した馬がいてその環境を壊したくないからだよ)
コロンビア難破当時のアメリカの新聞やカナダの新聞記事を読んでくれ、またどのように沈没船が発見されたのかその描写も読み上げてくれた。著者のハローウェルさんは小柄でとても優しそうなおじいさん。とても緊張していたそうで、手が震えていたけど、リズム良く会を進めてくれ、楽しかった。
驚いたのは、集まった人の中にかなりの数の船マニアがいたこと。日本の鉄道愛好家のように、帆船の歴史を調べ上げ、愛情を持って情熱的に話す姿は、いつもののんびりとしたルーネンバーグからはちょっと違う感じ。
偶然にも、港にはコロンビアのレプリカが停泊中。明日、セーブル島沖まで乗り出し、沈没して叶えられなかった帰還を果たすのだそう。船長さんとも少しお話ができた。
その足で港に向かい、ブルーノーズとコロンビアを自分の目で見てみる。
100年くらい前、地元の人を沸かせ、生活を支えた船。今はシンボリックにそこに佇んでいた。
立ち込める霧がより一層、ドラマチックに絵を変えてくれる。
霧警報のサイレンが鳴る。
この港から、どれだけの人が、どんな思いで海に出たのかな。
と霧に濡れながら思いを馳せたイブニングになりました。
お昼はちょこっとドライブ。ラハブ川沿いを走る。
ベーカリーに寄ったり、グレッグ・トレイシーさんという大好きなラハブのアーティストの作品を見に行ったり。
ああ、好きだなー、このエリア。
夕方おうちに帰って、マイケルとカレー作り。市販のルーは一切使わないのがマイケルのこだわりなので、私は下準備とチョッピングだけお手伝い。
スパイスのあれこれはマイケルに任せるよー
いろんなカレー、一緒に作るの大好き。
ちょっと早めのファミリーディナーのあと、
ルーネンバーグの新しい本屋さん、ルーネンバーグバウンドに遊びに行ったよ。
ホームページはこちら
店長さんのお姉さんが昔、私たちのお気に入りだったカフェ、マホンベイにあるビスケットイーターのオーナーで、仲が良かったので、弟のマイケルさんが本屋を開いた時、とってもうれしかった。
とても素敵な本屋さん。
なぜ夜行ったのかというと、地元の作家さんを囲む会があったから。
リーディングイベント、大好き。
書いてくれた人が、実際に自分が読みたいところを読み聞かせてくれる。
テレビや映画とはまた違う部分の脳が刺激されて、言葉だけで心が震えるというのかな。その場所を他の人と共有する感じが好き。
the August Gales
by Gerald Hallowell
今回の本は、1927年何隻もの帆船を沈めたグレートゲール・オブ・オーガストと言われる嵐と、それによってセーブル島の近くに沈んだアメリカの帆船コロンビアのはなし。コロンビアはカナダの帆船ルーネンバーグのライバルで、レースの時にはいつも一悶着あったのだそう。
ダイムのこの船がブルーノーズなのだ。
当時漁のために出航したコロンビアは、ノバスコシア出身のクルーを多く乗せ、そのままセーブル島の沖に沈没。ルーネンバーグに帰ってくることはなかった。セーブル島は「大西洋の墓場」と呼ばれるくらい多くの船が難破した難所。今は政府の許可がないと入れない。(難所だからではなく、野生化した馬がいてその環境を壊したくないからだよ)
コロンビア難破当時のアメリカの新聞やカナダの新聞記事を読んでくれ、またどのように沈没船が発見されたのかその描写も読み上げてくれた。著者のハローウェルさんは小柄でとても優しそうなおじいさん。とても緊張していたそうで、手が震えていたけど、リズム良く会を進めてくれ、楽しかった。
驚いたのは、集まった人の中にかなりの数の船マニアがいたこと。日本の鉄道愛好家のように、帆船の歴史を調べ上げ、愛情を持って情熱的に話す姿は、いつもののんびりとしたルーネンバーグからはちょっと違う感じ。
偶然にも、港にはコロンビアのレプリカが停泊中。明日、セーブル島沖まで乗り出し、沈没して叶えられなかった帰還を果たすのだそう。船長さんとも少しお話ができた。
その足で港に向かい、ブルーノーズとコロンビアを自分の目で見てみる。
100年くらい前、地元の人を沸かせ、生活を支えた船。今はシンボリックにそこに佇んでいた。
立ち込める霧がより一層、ドラマチックに絵を変えてくれる。
霧警報のサイレンが鳴る。
この港から、どれだけの人が、どんな思いで海に出たのかな。
と霧に濡れながら思いを馳せたイブニングになりました。
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