速く英文を読む
どうやったら英文を早く読めるのかという質問をメッセージで頂いたので、私がしてることを紹介してみる。
大学院に入り、大量の英文を早い時間で読む必要が出てきて、最初はとても苦労した。
英文課題が出て、もしくは英文テキストを手元に持って、
だけど、
というふうに切り替えてから、あんまり苦手意識が無くなった。なんでも最初から完璧に出来ないし、慣れるまではきついにきまってる。
ゆっくり構えて、とにかく、前にある英文に目を通そう。
それから今、一年半。
パターンが出来て、一回ばーっと速読、二回目精読、(それでも分からなかったら分かるまで読むけど)という感じ。具体的にどんなことをしてるのか書いてみる。
1.リズム読み。
ある一定のリズムで目をテキストの上に走らせる。英文を読むとき、読み返しが多くなると、どうしても速度が遅くなるので、テキスト全体がどんな内容か、どこに大体どんなことが書いてあるのかを把握するために行う。
頭の中で音読しないためにも、音楽を聴きながらリズムとり。
音楽無しでもリズムが作れそうなときは音楽無しで大丈夫。
2.しるしづけ。
分からない単語に短いアンダーラインを引く。
長いと引く動作で気が散るので、リズムに乗り遅れない範囲でぽちっと印をつける。
早く読みたいときは、辞書を引くと当然速度が下がってしまうので避けたいけれど、単語によってはその単語が分からないと、読んでも内容が全然分からない場合もあるので、そういうときは辞書を引く。
辞書を引いてテキストに戻るとき、「あれ、どこまで読んでたっけ?」と探すとき、このちょこっと印が助かる。図書館で借りた本はできないので、小さなポストイット(メモック)を使用したりする。即時調べない単語は、絶対にその日のうちに確認。
3.アイディアカード。
読んでいるとき、なんでもかんでもノートをとっていたらいくら時間があっても足りない。だけど、「このアイディアは凄まじくよい!」というとき、カードに「筆者名、本の名前、アイディア、ページ数」を書いておく。カラフルなカードに書いておくと、あとでアイディアが整理しやすい。
ここまでは、一番最初のリーディングですること。とにかく早く一回目読んでしまう。
そのあと、ある程度どこが大事か把握できたら、またはどこが分からないか把握できたら、二回目のリーディング。
4.実際のリーディングの前に、一回目のリーディングで分からなかった単語の意味を調べたり、分からなかった固有名詞や時代背景を調べて理解する。(私はエクセルに単語を整理してる、単語の意味を調べるときは覚える気持ちでする。そうしないと、何度も同じ単語を引くことになる。)
5.もう一回読む。全部読むんじゃなくて、読もうと決めたところを集中的に精読する。理解したことを自分の言葉でノートに書く。後で使えそうな引用は、パソコンに打ち込む。(この段階はなるべく静かなところで1人でじっくりやります。音楽もなし。もしくは、クラシックかエレクトロニック。歌詞がないやつ。)
6.慣れてくると、しっかり読むところと読まないところの区別がしやすくなる気がする。
という感じかな・・・?
参考になったら良いのですが。また何か質問があったら教えてください。
きつね
にほんブログ村 トロント情報
大学院に入り、大量の英文を早い時間で読む必要が出てきて、最初はとても苦労した。
英文課題が出て、もしくは英文テキストを手元に持って、
「うわー、こんなのできん」と思う気持ちがすごくあった。それでとりかかりまで時間がかかったり、する前から半分あきらめてたり。
だけど、
「適当でいいから、一応最後まで目を通そう」
というふうに切り替えてから、あんまり苦手意識が無くなった。なんでも最初から完璧に出来ないし、慣れるまではきついにきまってる。
ゆっくり構えて、とにかく、前にある英文に目を通そう。
それから今、一年半。
パターンが出来て、一回ばーっと速読、二回目精読、(それでも分からなかったら分かるまで読むけど)という感じ。具体的にどんなことをしてるのか書いてみる。
1.リズム読み。
ある一定のリズムで目をテキストの上に走らせる。英文を読むとき、読み返しが多くなると、どうしても速度が遅くなるので、テキスト全体がどんな内容か、どこに大体どんなことが書いてあるのかを把握するために行う。
頭の中で音読しないためにも、音楽を聴きながらリズムとり。
音楽無しでもリズムが作れそうなときは音楽無しで大丈夫。
2.しるしづけ。
分からない単語に短いアンダーラインを引く。
長いと引く動作で気が散るので、リズムに乗り遅れない範囲でぽちっと印をつける。
早く読みたいときは、辞書を引くと当然速度が下がってしまうので避けたいけれど、単語によってはその単語が分からないと、読んでも内容が全然分からない場合もあるので、そういうときは辞書を引く。
辞書を引いてテキストに戻るとき、「あれ、どこまで読んでたっけ?」と探すとき、このちょこっと印が助かる。図書館で借りた本はできないので、小さなポストイット(メモック)を使用したりする。即時調べない単語は、絶対にその日のうちに確認。
3.アイディアカード。
読んでいるとき、なんでもかんでもノートをとっていたらいくら時間があっても足りない。だけど、「このアイディアは凄まじくよい!」というとき、カードに「筆者名、本の名前、アイディア、ページ数」を書いておく。カラフルなカードに書いておくと、あとでアイディアが整理しやすい。
こんな感じ。
私は本、筆者によって可能な限り色を変える
書いたらこのガラス瓶に入れる。
あとで取り出して戻るとノート整理も簡単
ここまでは、一番最初のリーディングですること。とにかく早く一回目読んでしまう。
そのあと、ある程度どこが大事か把握できたら、またはどこが分からないか把握できたら、二回目のリーディング。
4.実際のリーディングの前に、一回目のリーディングで分からなかった単語の意味を調べたり、分からなかった固有名詞や時代背景を調べて理解する。(私はエクセルに単語を整理してる、単語の意味を調べるときは覚える気持ちでする。そうしないと、何度も同じ単語を引くことになる。)
5.もう一回読む。全部読むんじゃなくて、読もうと決めたところを集中的に精読する。理解したことを自分の言葉でノートに書く。後で使えそうな引用は、パソコンに打ち込む。(この段階はなるべく静かなところで1人でじっくりやります。音楽もなし。もしくは、クラシックかエレクトロニック。歌詞がないやつ。)
6.慣れてくると、しっかり読むところと読まないところの区別がしやすくなる気がする。
という感じかな・・・?
参考になったら良いのですが。また何か質問があったら教えてください。
きつね
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初めまして!カナダのブログ(ブログ村)をちらっとのぞいたときに「きつね」さんって面白い名前だな、と気になって迷い込みました。それからずずずっと過去記事まで読んじゃいました!私もカナダ在住で、ビクトリアに住んでいます。ブログもやってます。きつねさんと同じような理由で、ふぅんと何気なく一日を通りすぎるのが嫌で初めて、今では毎日のリズムをとるツールになった気がします(まだ4年目ですが)。
返信削除大学院で勉強されているとこと。素晴らしいです。学生をしながら仕事もして、毎日忙しいながらも、充実している様子が目に浮かんできました。たくさん本を読まれているから、論文も文学系なのでしょうか。私もカナダに長いけれど、読むのは遅くって… というので、この記事、とっても参考になりました!!attention span が短いというか、読み始めて「うーーん」と唸ることが多いので、一度「狐さん方法」を試してみますネ。長くなりました。
またあそびに来ます!
papricaさん、コメントをありがとうございます。そして返信が遅くなってしまい、ごめんなさい!
削除過去エントリーまで読んでいただいて、恐縮です。ありがとうございます。パプリカさんのブログも読んでみます!リンク、ありがとうございます。
私は論文は文学系ではなく、社会科学です。主に、移民政策や先住民政策、コミュニティ論などを専門に今勉強しています。でも小説や詩が大好きなので、そっちの勉強もしたいです。
私も大学院で毎日大量に読まされる中で、少しは早く読めるようになってきたように思います。単語が難しいときは、やっぱり時間がかかります。
少しでも参考になったらうれしいです。今後も宜しくお願いします!