トロント子ども事情

近所の子ども、ロレンゾとエミリー。

落ち葉合戦して一緒に遊ぶ。雪合戦と同じ要領で、雪が落ち葉に変わっただけなので、落ち葉をめいっぱい集めて、お互いに向かって投げ合う。

ときどき蛾とか、他の虫とかが混ざってるときもある。自分ひとりだったら気持ち悪いーってなるけど、不思議と子どもと一緒だと、「これなんだろね」と観察。

エミリーはひらひら上から舞う落ち葉を見上げて、

「雪みたいだねえ。」

とロマンチック。

ロレンゾはめっちゃハイパーに戦闘モード。

休憩中、ピンクとオレンジのキャンディをおばあちゃんが2人に差し出した。エミリーがオレンジ、ロレンゾがピンク色を取った。ピンクが好きなエミリーに、

「エミリーはピンク色じゃなくて大丈夫?」ときくと、


「男の子もね、ピンクが好きだっていいんだよ。男の子がバービー人形好きでもいいんだよ。私もピンク好きだけど、ロレンゾも好きかもしれないから、これでいいんだもん。」

とにっこり、説明してくれた。

クリスティー公園で。楽しそうな子どもたち。

良く、学校で、友達や親戚に赤ちゃんが生まれたときどんなものをプレゼントするかということが話題に上る。ベビー服やおもちゃの色、それが性差でくっきり型にはまったものだと、「女の子はこうあるべき」「こういうのを好きになるべき」「男の子はこうであるべき」っていう意識が見えて嫌う人が多くなってきているらしい。(私の母もそういえばそんなことを言っていた気がする)

女の子だからピンクをあげたらいやな顔された、とか、逆にジェンダーニュートラルに黄色をあげたら変な顔されたとか。しかも、いろんな国からの移民・難民が多いので、そこに様々な文化での各色が持つ意味とかも違ってきて、大混乱。

難しいなあと感じる。
ジェンダーだけじゃなくて、人種も。

バービー人形とかも、肌の色が違う人形がいっぱいある。アフリカ系、アジア系、色んな子ども、もしくは親の嗜好に合う人形がある。

画像はこちらからお借りしています


友達のダニエルが4歳の姪っ子に、肌の色がブラウンのバービー人形をプレゼントした。その子は父親が黒人で、母親が白人。

その子は人形を手にとって、不思議そうな顔をし、自分の持っていた白人の姿をしたバービー人形と、新しい黒人の姿をしたバービー人形をまじまじと見比べ、

そのあと、怪訝な顔で、自分の父親と母親を交互に見比べたのだという。

その夜から、彼女は両親に肌の色について、人種について、ありとあらゆる質問をするようになったそう。

公園や、地下鉄、バス、色んなところで子どもを見るたび、様々、日本で考えたことが無かったことを考える。

私はまだ子どもの予定は無いし、カナダと日本どちらでどうなるのか、まだ全然分からないけど、友達は出産ラッシュだし、いつか、できたら子どもを持ちたいと考えるので、良く考えて行きたいなあ。


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