2014年の目標
「慰安婦」問題。去年の橋本市長の発言からこっち、色々と聞かれることが増えた。
政治家レベル、国レベルのプレゼンテーションと、一人ひとりの国民レベルでの思いは違うにせよ、風当たりは良くない。
色々な人の意見、右も左も読みながら、国がどうこう、データがどうこうに始終する多くの偏った読み物、この問題を政治利用しようとする人たちを見て、
そんなことより、日本人として、そして女性として、慰安婦だった人たちの声をききたいと思うようになった。
大学で、アメリカ人の学者で、10年間かけて3人の慰安婦だった人たちと交流し、その人たちにとって、音楽はどんなものかを記録して本を出版したジョシュア・ピルツァーさんの講演に行った。
学者自体が白人の男性で、その立ち位置はどういうものだろうと最初引いたけど、でも、音楽というちょっと違った切り口からこの問題に焦点を当て、10年間で深い関係を築きながら話をきいたという点に惹かれた。「‘あくまで一人ひとりのケース。generalize(一般化)しない」という姿勢にも好感が持てた。
その3人の元慰安婦の1人が歌ったうたの歌詞に、
"It won't make me forget"
という一節があった。「若い男が夜に来て」に続いた歌詞だった。
日本でもカナダでも、よく"Forget about it"と被害者に声をかける人がいる。「ひどいことがあっても、もう過去だ。忘れてもう先に進もう。」
10代前半で、どんなリクルートだったにせよ、親元を離れ、恋に恋する間もなく、性行為を多数の相手と強要され、そのあと、男性との関係を持つこと、恋愛をすること自体オプションではなくなった、
そういう生身の痛みを、忘れることができるかなあ。
今でも悪夢を見るという一人の話もあった。
「他の国もしてるから」「もう昔のことだから」
そして、「データがうやむやだから」
テスティモニー。そこにいる一人の人間の声。
「政治的な信条がどうであれ、耳さえ傾けられない人。ナショナリスティックで威張りくさる。」
そんな人に対してどうしてるのかという質問に、
ジョシュアさんは「そういう輩はどこにでもいる。Have a nice dayと言って、素通りするよ。時間の無駄。他に耳を傾けてくれる人は五万といるからね。」
と答えた。
ジョシュアさんの本を読んでみる。少しずつ、この問題だけじゃなくて、自分の心に引っかかること、ちゃんと話を聞きに行く。
この講演に行くの、本当はちょっと怖かった。私は日本人だし。
だけど、怖いから触れないままでいたら、怖くなるばっかり。せめて、質問されたときに、自分なりの思いを伝えたいのだよな。
私の今年の目標は、 Challenge Myself.
怖いことも、居心地が悪いことも、なんだか心の底では「これ大切だな、必要だな」って思ってるときがある。分かっていても、逃げたくなるときもある。
でも、ちょこっとの一押しで踏み出せそうなら、なるべく大股で、今年は入ってみる。
そしてこういうことを日本語のブログに書くのも、私にとってはチャレンジの一つ。
政治家レベル、国レベルのプレゼンテーションと、一人ひとりの国民レベルでの思いは違うにせよ、風当たりは良くない。
色々な人の意見、右も左も読みながら、国がどうこう、データがどうこうに始終する多くの偏った読み物、この問題を政治利用しようとする人たちを見て、
そんなことより、日本人として、そして女性として、慰安婦だった人たちの声をききたいと思うようになった。
大学で、アメリカ人の学者で、10年間かけて3人の慰安婦だった人たちと交流し、その人たちにとって、音楽はどんなものかを記録して本を出版したジョシュア・ピルツァーさんの講演に行った。
本はここからチェックできます
学者自体が白人の男性で、その立ち位置はどういうものだろうと最初引いたけど、でも、音楽というちょっと違った切り口からこの問題に焦点を当て、10年間で深い関係を築きながら話をきいたという点に惹かれた。「‘あくまで一人ひとりのケース。generalize(一般化)しない」という姿勢にも好感が持てた。
その3人の元慰安婦の1人が歌ったうたの歌詞に、
"It won't make me forget"
という一節があった。「若い男が夜に来て」に続いた歌詞だった。
日本でもカナダでも、よく"Forget about it"と被害者に声をかける人がいる。「ひどいことがあっても、もう過去だ。忘れてもう先に進もう。」
10代前半で、どんなリクルートだったにせよ、親元を離れ、恋に恋する間もなく、性行為を多数の相手と強要され、そのあと、男性との関係を持つこと、恋愛をすること自体オプションではなくなった、
そういう生身の痛みを、忘れることができるかなあ。
今でも悪夢を見るという一人の話もあった。
「他の国もしてるから」「もう昔のことだから」
そして、「データがうやむやだから」
テスティモニー。そこにいる一人の人間の声。
「政治的な信条がどうであれ、耳さえ傾けられない人。ナショナリスティックで威張りくさる。」
そんな人に対してどうしてるのかという質問に、
ジョシュアさんは「そういう輩はどこにでもいる。Have a nice dayと言って、素通りするよ。時間の無駄。他に耳を傾けてくれる人は五万といるからね。」
と答えた。
ジョシュアさんの本を読んでみる。少しずつ、この問題だけじゃなくて、自分の心に引っかかること、ちゃんと話を聞きに行く。
この講演に行くの、本当はちょっと怖かった。私は日本人だし。
だけど、怖いから触れないままでいたら、怖くなるばっかり。せめて、質問されたときに、自分なりの思いを伝えたいのだよな。
私の今年の目標は、 Challenge Myself.
怖いことも、居心地が悪いことも、なんだか心の底では「これ大切だな、必要だな」って思ってるときがある。分かっていても、逃げたくなるときもある。
でも、ちょこっとの一押しで踏み出せそうなら、なるべく大股で、今年は入ってみる。
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