本当のカナディアンバリュー
今日はBILL C−51に反対するデモンストレーションがカナダ各地であっている。私も行く予定だったのに、頭が痛くて行きそびれてしまった。。
この法案は「アンチテロリスト」法と呼ばれる。
のだけど、警察権力を拡大させ、そしてプライバシーの権利を侵害するものとして批判が高まっている。
というのも、センサーの対象、スパイされる対象なる人たちのくくりが曖昧すぎて、環境保護活動を行う人たち、ムスリムの人たち、先住民の人たちがターゲットになるのではないか。
平和的にプロテストをしている人たちも「テロリスト」にされてしまうのではないか。
つまり、政府に都合の悪いことを言う人は何にも違法なことをしなくても「うたがい」だけでスパイされる、身柄を拘束される対象になり、
その「うたがい」の根拠を客観的に示す必要がない、もしくはその令状を取る手続きが秘密裏に行われるため、防ぐこともできない。
どれくらい言葉が曖昧なのかというと、実際にC51を読んでみるとわかる。
(ここから原文読めます)
パート1では、
An Act to encourage and facilitate information sharing between Government of Canada institutions in order to protect Canada against activities that undermine the security of Canada
カナダのセキュリティを損なう活動、ってなに?誰がその基準をきめるの?
インタープリテーションのところに詳細にそれが何を意味するのか書いてあるのだけど、
For greater certainty, it does not include lawful advocacy, protest, dissent and artistic expression.
この法案は「アンチテロリスト」法と呼ばれる。
のだけど、警察権力を拡大させ、そしてプライバシーの権利を侵害するものとして批判が高まっている。
というのも、センサーの対象、スパイされる対象なる人たちのくくりが曖昧すぎて、環境保護活動を行う人たち、ムスリムの人たち、先住民の人たちがターゲットになるのではないか。
平和的にプロテストをしている人たちも「テロリスト」にされてしまうのではないか。
つまり、政府に都合の悪いことを言う人は何にも違法なことをしなくても「うたがい」だけでスパイされる、身柄を拘束される対象になり、
その「うたがい」の根拠を客観的に示す必要がない、もしくはその令状を取る手続きが秘密裏に行われるため、防ぐこともできない。
どれくらい言葉が曖昧なのかというと、実際にC51を読んでみるとわかる。
(ここから原文読めます)
パート1では、
An Act to encourage and facilitate information sharing between Government of Canada institutions in order to protect Canada against activities that undermine the security of Canada
カナダのセキュリティを損なう活動、ってなに?誰がその基準をきめるの?
インタープリテーションのところに詳細にそれが何を意味するのか書いてあるのだけど、
For greater certainty, it does not include lawful advocacy, protest, dissent and artistic expression.
これもまたすごく曖昧。では、許可をとってないプロテストは?今、パイプラインを巡って先住民の人たちを中心にしたプロテストがおこっている。そもそも、先住民の人が所有権を主張する土地でプロテストをするのに、カナダ政府の許可をとる、というのも変なのに、それがなければ「テロリスト」と同じカテゴリになるの?
そしてこの法案は、「テロ活動」をする可能性がある人を7日間にわたって拘束することも可能にする。何が「テロ」なのか、そして確たる証拠がなくてもそれができてしまうのだ。
今もカナダにはCanadian Intelligence Security Service (CISS)といって国の安全、テロ対策、情報確保などに携わる部署があり、C51に書いてあることの土台は全く新しいものではないのだけど、このCISSの権限を広げ、できることの敷居を低くする効果がC51にはあると私は理解している。
もっと詳しく知りたい人は法律学のオタワとトロントの教授が共同でつくったこのビデオをみてください。
Bill C-51 (Antiterrorism Act 2015): Short Primer on Key Aspects from Craig Forcese on Vimeo.
この法案こわいよ!!
なので、リベラル、コンサーバティブ、右左関係なしにカナダ全土で今日、たくさんのプロテストが行われました。

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そしてこの法案は、「テロ活動」をする可能性がある人を7日間にわたって拘束することも可能にする。何が「テロ」なのか、そして確たる証拠がなくてもそれができてしまうのだ。
今もカナダにはCanadian Intelligence Security Service (CISS)といって国の安全、テロ対策、情報確保などに携わる部署があり、C51に書いてあることの土台は全く新しいものではないのだけど、このCISSの権限を広げ、できることの敷居を低くする効果がC51にはあると私は理解している。
もっと詳しく知りたい人は法律学のオタワとトロントの教授が共同でつくったこのビデオをみてください。
Bill C-51 (Antiterrorism Act 2015): Short Primer on Key Aspects from Craig Forcese on Vimeo.
この法案こわいよ!!
なので、リベラル、コンサーバティブ、右左関係なしにカナダ全土で今日、たくさんのプロテストが行われました。
トロントの市役所前。
スケートリンクでいつも楽しい広場だけど、
今日はみんな必死にプロテスト。
カナダでも兵士が殺害された。それでたくさんの人が「怖い」と思った。
だけどあれが「テロ」だったかも、人によって判断がぱっくり割れている。
怖いからといって、感情に支配されず、冷静になってその根っこをきちんと見つめよう。
恐怖をあおって無茶苦茶な法案を通そうとするハーパー政府にノーと言おう。
という意思表示がソーシャルメディアを通してここ数ヶ月飛び交っていた。そして今日、集う人たち。
「SAY NO TO FEAR」
怖がるのは嫌だ。ちゃんと見てみようよ。
本当に私たちが大切にしたいカナディアンバリューはなんだろう?
そんなメッセージが若い世代から沸き立つ。
ここからどう動いていくのか、注目したいし、ちゃんと私も意思表示していきたい。
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