お葬式の服と言葉
毎週ボランティアで英語のクラスを教えている。もう二年半になる。私の担当クラスは、高齢者のクラス。
先日、1人の生徒のご主人が亡くなり、お葬式の前の日にあるVisitingへ。
その生徒は、ベトナム戦争を逃れた難民。いつも話してくれるベトナムの思い出話、祖国なのに二度と帰りたくないと言う気持ち、色んな話の中にいつも、ご主人の存在が有った。
報せを聞いたとき、どんな気持ちで彼女はいるのか、10代後半で結婚して、それから一生連れ添った人を亡くすというのは、どんなことなのか、じっと考えた。
他の生徒も高齢。だから、Funeral Houseまで雪で、滑りやすい道をバラバラに行くのも心配だったので、一緒に働いているローラと協力して、車を手配し、一緒にお葬式へ。
私はカナダでははじめてのお通夜・お葬式への出席だったので、まず、服に困った。
思えば、日本ではまだ学生だったから制服とかスーツだったけど、カナダはどうすればいいんだろう?
色々な人に聞いたら、
「黒系で行けばいいよ。ていうか、黒じゃなくても、暗い色で行けばいいよ。スパンコールとかはやめたほうがいいけど。」という意見が多数。
だけど、高齢の方のお葬式だと伝えたら、きちんとしたフォーマルな服装で行くのがベストだというアドバイスが多かった。誰がお葬式を催すのか、その人の意向や文化的な特徴で、着るものも変わってくる。ローラは黒のシャツとパンツに、ベージュのカーディガンを合わせてたし、生徒達の服装も暗いトーンだったけど、結構カジュアルだった。
願いをこめて、ハグをして、会場をあとにした。
先日、1人の生徒のご主人が亡くなり、お葬式の前の日にあるVisitingへ。
その生徒は、ベトナム戦争を逃れた難民。いつも話してくれるベトナムの思い出話、祖国なのに二度と帰りたくないと言う気持ち、色んな話の中にいつも、ご主人の存在が有った。
報せを聞いたとき、どんな気持ちで彼女はいるのか、10代後半で結婚して、それから一生連れ添った人を亡くすというのは、どんなことなのか、じっと考えた。
他の生徒も高齢。だから、Funeral Houseまで雪で、滑りやすい道をバラバラに行くのも心配だったので、一緒に働いているローラと協力して、車を手配し、一緒にお葬式へ。
私はカナダでははじめてのお通夜・お葬式への出席だったので、まず、服に困った。
思えば、日本ではまだ学生だったから制服とかスーツだったけど、カナダはどうすればいいんだろう?
色々な人に聞いたら、
「黒系で行けばいいよ。ていうか、黒じゃなくても、暗い色で行けばいいよ。スパンコールとかはやめたほうがいいけど。」という意見が多数。
だけど、高齢の方のお葬式だと伝えたら、きちんとしたフォーマルな服装で行くのがベストだというアドバイスが多かった。誰がお葬式を催すのか、その人の意向や文化的な特徴で、着るものも変わってくる。ローラは黒のシャツとパンツに、ベージュのカーディガンを合わせてたし、生徒達の服装も暗いトーンだったけど、結構カジュアルだった。
私は長袖のシンプルな黒のドレスを
Winnersで買いました
それから、生徒の1人が150ドルくらいのフラワーアレンジメントを手配してくれ、教室の皆で割り勘。お葬式自体には、みんなでサインしたカードを持っていった。
Funeral Houseでは、既にセレモニーが始まっていて、全てベトナム語でよく分からなかったけど、
チャンティングしているのは、確かにキリスト教の聖書なのに、頭には仏教の白いハチマキが巻かれていて、ちょっとびっくり。ここでも違う宗教の習慣が混ざってる。
チャンティングが終って、生徒が一人ひとりに挨拶してまわる。私はなんて声をかけたらいいのか分からず。
My condolences to you とか、I'm sorry to hear about this sad news とか、色々考えたけど、なんだかよそよそしく感じて、結局、
Please take good care of yourself. We'll be thinking of you.
としか言えなかった。生徒達、みんな泣いていて、いつもは気丈で楽しいみんなが、すごく脆く、弱弱しく見えて、なんだか少し怖かった。
だけど、しばらく経って気がついたら、皆笑いながら、次のクラスの話をしてる。
二年半で作った、みんなとのつながりが、少しでも力になりますように。
願いをこめて、ハグをして、会場をあとにした。
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