雪の中のプレゼント

久しぶりに会う友達。
彼女はジャーナリズムの学校に行ってる。

会ったらすぐに歴史アートの雑誌をプレゼントしてくれた。

最近雑誌や本をプレゼントしてくれる人が多くて、
すごくうれしい。
しかもチョイスが本当につぼ。
いつのまにみんなそんなに私のことわかってくれてるんだ!!

彼女との共通の知り合いに38歳でジャーナリズムの世界に挑戦し、
CBCの全国的に有名な番組のインターンシップに受かったがいるんだけど、その人の話になった。私達もあと10年歳を重ねた時にそれだけのモチベーション、バイタリティと
挑戦する心を持っていたいねって。

友達と別れ、雑用をしながら帰ってると、お花屋さんにチューリップ。
かわいかったので、自分の部屋にと考えて選び始めたけど、
ふと、近所のリタおばあちゃんは元気かなと思ったので、

ギフト用に包んでもらった。

花束を持ったままベーカリーに行ったら、いつもの店員のおばさんが、

「あらー、メイ(何度ほんとの名前を言っても私の名前はメイということになっちゃうのでもうそういうことにしてる)、私の誕生日は2週間前よ!遅すぎよ!まあ、花束に遅すぎるなんてことはないからもらってあげる!」

って、パワフル。

「私チューリップ大好きなのよ!!」

とおちゃめに笑うので、今後の参考にするね、と返したら、

「楽しみに待ってる!」だって。

そのあともたくさんの人に話しかけられた。雪の中、花を持っている人を見るとなんか明るい気持ちになるのかもしれないな。

リタおばあちゃんのうちのベルを鳴らすと、変わらないおばあちゃんが、暖かく迎えてくれる。コーヒーをいれてくれ、世間話。近所のことはなんでも知ってるので、とりあえずいろいろ質問する。

イタリア語で全然わからないはずなのに、ジェスチャーでほぼ全部わかっちゃうから不思議。おばあちゃんのジェスチャーは大きくて、感情が丸出しで、本当にエネルギッシュ。ずっと雪が嫌いで家にこもってた人とは思えない。

「きつね、お金ないのに私のためにお金使ってくれて、ありがとう。外に全然出れなくて、誰とも話せなかったからさびしかったよ。」

みたいなことをいっぱい言って、いっぱいほっぺにキスしてくれた。

長〜いおしゃべり。お暇するときに、ちょっと待っててと、今日の夕飯につくったはずのパスタとマフィンをマイケルと私にと包んでくれた。

No, please, I don't wanna steal your dinner!

と断ったけど、持って行けと差し出すので、ありがたくいただいた。なんだか申し訳ない。

温かいパスタ。佐賀の大叔父と大叔母のことを思い出す。遠慮してもしても、袋いっぱいにありったけのお菓子や食べ物をつめて持たせてくれたなあ。

やさしい気持ちでいっぱいの雪の日の午後。

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