メープルのうらばなし

いっぱい楽しいことをした週末だったので、
ゆっくりとギアシフト。

またカバーレターとレジュメとにらめっこ!!
この前ボスにいろいろチェックしてもらってからスタイルも書くことも変えた。
日々進化するカバーレターだね、とチェックするマイケルは笑うのだけど、
私は必死なのだぞ!!

映画スタジオでのボランティアの申し込み。
ワークショップの申し込みも完了。

ここからどんな仕事をして、何を優先させていきたいかしっかり考えられた1、2ヶ月だったので、もっとフォーカスして攻めていけそう。

マイケルがどんどん元気を取り戻して、一緒に遊べるからとても楽しくなってきた。
やっぱり元気が一番。なんでもない小さなことでも一緒にできるだけでしあわせだね。

そういえば、2月15日はカナダの旗の日だったそう

日本の旗を誰がデザインしたかなんて考えたことなかったから、カナダに旗の日があると聞いてびっくりした。1965年2月15日からこの旗が使われ始めたそう。

楓マークの前はこんなの
Canadian Red Ensign Flag てよばれているよ。塩酸フラッグって私には聞こえるのだ。

デザインをめぐっては、ユニオンジャックが入った英国よりのものがいいという人(インペリアリスト)とカナダ独自の旗が欲しいというナショナリストの間で大激論になったそう。CBCラジオにリワンドというプログラムがあるんだけど、当時のインタビューや国旗を変えることを打ち出したピアソン首相のスピーチなどが聞けた。(ここから番組きけます

旗を変えるっていう首相に対し、大ブーイング。あまりにもヤジがすごいから、首相が

"Ladies and gentlemen.... I thought you were all ladies and gentlemen!"

なんていうシーンも。苦笑
ユニティの象徴であるはずのシンボルが、国を真っ二つに割る大騒動に発展し、デザインが落ち着いてオフィシャルになったときはみんな胸を撫でおろした雰囲気がよく伝わってきた。

だけど、フレンチカナダはSO WHAT!??ていう感じだったみたい。
こんなデザイン案も。

だけど、どの人種や国にも偏らないデザインを、それから文化的、地理的にも多様な大きなカナダの端から端までどの人も"feel the chunk of it"できるように、というなんとも「カナダらしい」理由で、ジョージ・スタンリーさんがデザインしたメープルに落ち着いた。

スタンリーさんはすごい経歴の持ち主で、世界大戦で出兵、負傷し、下半身が麻痺になった後、弁護士、判事になり、その間、障がいを持つ人の権利のために奮闘。そして旗のデザインに関わったのがニューブランズウィックのガバナー時代。一体どれだけパワフルな人だったんだろう・・?

だけど、音声を聞くとすごく謙虚でユーモラス。
旗を変えることに反対の人から「お前を撃つぞ」って脅されたとき、

「それドイツ兵も試みたよ、戦争で。君はうまくいくといいね。」

と返したというエピソードは、なんか笑えないんだけど、笑ってしまった。

*スタンリーさんのウィキピディアページはこちら

私としては先住民コミュニティの当時の反応が気になるところ。

このリワインドというラジオ番組、当時の人たちの声が聞けてなかなかおもしろい。
しゃべり方も、アクセントもなんか今と違うような?

あ、これもトロントで暮らす中で気がついたことなんだけど、テレビよりもラジオの方がみんなの生活に密着して重宝されてる気がするし、質の高い番組がラジオに多い気がする。

カナダの国旗に思いをはせながら、日本の国旗のことなんにも知らないなー・・と反省。

ちょぴっと読んで寝よーっと。

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