ひよっこだとバレる英文メール

私は二つ今、ボランティアをしてる。一つは初めてもうすぐ二年になるコミュニティセンターで移民の高齢者の方に英語を教えること、そしてもう一つは、大学でしてるボランティア。

大学でしてるボランティアは、去年、院生活が始まって戸惑いまくってるときに、友達と「こんなときに先輩達と話せたらいいよねー」と愚痴っていたのが始まり。先生や学校の職員さん達が何かするのを待っていないで、私達、学生から始めよう、と新入生と在校生のネットワークを作ろうと動き出した。

アイリーンとウィンシーと私の3人で提案書を書いて、大学に提出。コーディネーターや教授の力を借りながら、コンフェレンスで発表したり、ネットワークのきまりを作ったり。今年の初めくらいからずっと動いていたものが、新学期に発動。80人くらい参加者が集まり、やっと軌道に乗った。反応もまずまず。

アイリーンとウィンシーは年上で、カナダでの社会人経験があり、こういうプロジェクトを動かすのは初めてでない。やり取りの中で初め私は、2人を立てるというか、2人に着いていこうという気持ちが強かったように感じる。だけど、なんだか疎外感を感じ始めて、2人にあんまり相手にされていないような、そんな感覚になった。

新しい勉強机
広いので何でも乗せちゃいます。

それをマイケルに相談したら、マイケルに「きつねが書いている二人へのメールを見せて。」と言われ、見せたら、「もっとはっきりと提案しないといけない。この書き方だと、二人に指示を仰いできつね自身はこの決断、提案に責任を持っていないようにとられるよ。」と注意された。文面というのは、

初めは、

"I would like your advice. I'm thinking about ________. What do you think? Do you think it's better to ____?"

だけど指摘を受けて、

"I would like you advice.I'm thinking about ________. What do you think? Do you think it's better to ____? I'm considering the possibility of ____________. "

という風に、最後に「こういう可能性を私は考えています」という明確な意思表示をするようにした。メールに限らず、私は目上の人に対して直接的にものを言ったり、意見を表明することがすごく苦手なんだということも気づくことが出来た。

うまくいかない原因が分かったら、先、先を考えて、もう2人についていくという心構えじゃなくて、自分の判断に自信を持って、動いてみようと心を切り替え、次の段階、次の段階、の書類や必要なデータ整理をするようにした。

私の感じた疎外感は、2人がどうしたではなく、自分自身が感じていた自信の無さ、引け目だったのだと思う。「2人のほうが良く知ってるし。どうせ私なんてひよっこだ。」と思ってたら面白くないもんね。「私の考えも、なんかいけるかも知れん。」って思ったほうが大分楽しい。ダメだったらそれでいいんだし。積極的に先に、先に考え始めてから、自ずと2人との会話も増え、距離もぐんと縮まった。

昨日の夜、ミーティングを兼ねてのディナー。「きつね、なんだか頼もしくなったね。」と褒めてもらった。ボランティアの話から、旅行や故郷の話し、そしてやっぱり最後は恋バナ。最初は愚痴から始まった小さなプロジェクト。多くの参加者からポジティブなフィードバックをもらう。レポートにして発表して、来年、再来年と続けられるようになるといいな。

そして、私にとっては初めてプロジェクトを立ち上げ、実行し、「コーディネーター」という仕事の経験が出来た。小さなプロジェクトだけど、私には本当に大きなことを教えてくれたし、自信になった。そして、ずっと仲良くできそうなアイリーンとウィンシーとチームを組むことが出来た。まだまだプロジェクトは続くので、これからも学ぶことがいっぱいだと思うけど、何事も小さく一歩ずつ。焦らず足元とちょっと先をしっかり見よう。

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