道端のゴミ or お宝?

日曜日。秋晴れ。

赤い葉っぱ、赤い花、なんだかキッチンの窓から見えるいつもの景色に赤が目立って見える。隣の家の屋根が良く見えるのだけど、いつもそこでブラックバードやリスが一休み。リスがせわしなく食べ物を集めているのを見ると、ああ、もう冬がすぐそこだなあと思う。

今年のトロントは、長い冬の後に春をスキップして、少しの夏、そしてすぐに秋が来た。

着込まずに散歩を楽しめるのももう少しだけ。いつものコースをマイケルと勉強の合間に歩く。

ある家の庭で、木登りしている女の子に声をかけると、「お父さんの本!」と、家の前にあるダンボールの箱を指差して教えてくれた。

秋は仕事も学校も始まり、もしくは終わりの時期。引越しや大掃除が多く、よく道の脇にいらなくなった家電や家具、本などが捨ててある。

コロラド留学中に当事の彼氏に連れられて覚えたのだけど、よく大きなゴミ箱に入って捨てられたものを拾ったりしていた。彼はアーティストだったので、ガラクタは貴重なアート材料。せっせと変なものを掘り起こした。(最初は抵抗あったけど。。)

「ダンプスターダイビング(dumpster diving)」という行為。ウィキピディアにイギリス英語では”skipping”って言うって書いてあるけどほんとかな?)ちなみに、日本語では「ゴミ漁り」苦笑。まあいいけどさ。

今はさすがに、ゴミ箱に入ってまで何かお宝を探そうとは思わないけど、道端に並べてある「ごみ」には、一通り目を通す。割とこちらでは普通に皆してると思う。そして結構素敵なものが捨ててある。

友達の家に行って、

「わ、この机かわいいね」
「そうでしょ?この前セント・クレアー通りで拾ったの」

とか、

「この本、読みたかったけど絶版だよね」
「え、そう?この前道端に積んであったから」

とか、しょっちゅう。イスとか机もきれいにしてオイルを塗りなおして再生させる人もたくさん。

女の子の指差した段ボール箱。ぎっしり入った本。いっぱい欲しいのがあったけど、3冊だけチョイス。(木の上で彼女は本を読んでいました)

有名どころをピックアップしたよ

こういうこと、学校でも良くあって、廊下に本が"Free!"というサインとともに積んであったりする。ちょっと目的は違うかもしれないけど、トイレとかカフェに新人の作家さんが自分の本を"Free!"サインとともに置いていったりもする。

そんなこんなでこの週末、コンピュータースタンドと、絵の額縁、本3冊をGETしました。:)

夜から雨が降り出し、月曜日の朝も雨。秋の静かな雨、寂しい気持ちになる。一週間のはじまり。


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